85枚の猫 の商品レビュー

イーラ(著者)

2020/09/29

めくってもめくっても大判の画面いっぱいに、ねこ猫ネコ！

岩合光昭氏のまえがきによると、中学生の頃にお父様の書架で出会い、以来「教科書だった」とのこと。

70年近くも前の写真と思えない洗練具合は、モノクロなのと、被写体の普遍性によるものでもあるけど、イーラのチャレンジ精神と動物愛に拠るところが大きいのだと思います。フォトグラファーとしての腕前はもちろん。
モデルさんがた、毛並みも表情もさすが選ばれたコたち。スーパーモデル級。

すこし肌寒い秋の夜。もふもふの写真集が気分です。

2019/01/19

岩合さんの写真に似ているところが確かにあるかも。

イーラという人がいて、今のペットたちの愛らしい写真があるのかなと思わせるような構図がたくさん。この時代にフィルムでスタジオに猫を置いて撮るというのは画期的な事だったのかしら？

モノクロならではの良さと、ねこたちのただ可愛いだけでないポーズもいい。ポートレートもいい。
可愛いだけのもあるのがまたいい。

ずっと眺めていられるなぁ。。

2018/09/04

岩合さんが影響を受けたという女性動物写真家の写真集。1952年初版。シャープで、キュートで、そしてストレート。猫の魅力が加工されない形で詰まっている。とかく、今の写真は作為に走りがちだが、基本はどれだけ力強いストレートを投げられるかに尽きると思う。

2011/07/02

実はちょっと有名な写真集です。世界６カ国で出版されている写真集です。
白黒の写真集なのですが、それがまた味があって素敵です。もちろんかわいいです。
中には「空飛ぶ猫」の写真も収められています。

2010/11/15

子猫が落下中の写真には昔から賛否両論あるようですが、個人的には支持しています。猫の美しさ、強さ、しなやかさ、賢さをよく知っている人だけが撮れる写真だと思います。岩合光昭さんが猫撮りをはじめたのも、この写真集に魅せられたのがきっかけなんだそうです。

2009/10/07

動物写真家として知られるイーラの写真集。
生き生きとした猫たちのまなざしはすばらしい。
古典的名作として再版されたものです。

2009/10/04

初版が1952年だから、かれこれ60年以上前の猫写真本。前書きを岩合光昭氏が書いていることからもわかるように、彼も幼少の時にこの写真集を見ている。いわば、猫写真本の古典だね。もともとが洋本なので、写っている猫も洋猫なのだけれど、時折はっとする瞬間の猫の表情があったりして良いです。

2009/10/04

随分前の写真集のせいなのか懐かしさを感じる。個人的に飛んでる（落下している？）猫が衝撃的だった。まるでパラグライダー。好きです、こういうの。２匹、３匹で戯れているのを眺めているとこっちもニヤけてくる。笑

2009/10/04

　ねこの写真を集めたものです。古典的な名作だとか。確かにかわいらしいです。それに、一切、言葉が載っていないんですが、一枚一枚がちゃんと語りかけてきます。
　でも、この中で一番好きな写真は、この写真を取った「イーラ」の顔写真なんですよね。生き生きとした良い顔なんです。夭折されたのがもったいない。

2009/10/04

猫がこんな表情をするのか？！
猫がこんな動きをするのか？！
まさに、目から鱗でした。
確かに、不自然とも思えてしまう程の美さで、”作品”とも見えてしまう感はありますが、確かに、猫なんです。
他の写真家が撮った猫とはあきらかに違います。
猫を飼ったことのある人なら、この写真集に『今まで見たことのない猫たち』がいることが発見できると思います。