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30世紀へのメッセージ の商品レビュー

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2011/08/18

アルベルト・フジモリ、高嶋康豪著「30世紀へのメッセージ」三和書籍(2002) * フジモリ大統領が掲げたモットーは「誠実、技術、勤勉」。 * 子供の命、健やかな発育、今日のペルーでは最優先されるべきです。子供は基本的に今日の子供であると同時に、明日の大人であるためです。子供を保...

アルベルト・フジモリ、高嶋康豪著「30世紀へのメッセージ」三和書籍(2002) * フジモリ大統領が掲げたモットーは「誠実、技術、勤勉」。 * 子供の命、健やかな発育、今日のペルーでは最優先されるべきです。子供は基本的に今日の子供であると同時に、明日の大人であるためです。子供を保護することによって未来と国家の繁栄が保障されるのです。 * 当時のブラジルが目指したのは資本主義の枠内での発展であったが、それはキューバ革命によって、ラテンアメリカの発展は社会主義のもとにおいてのみ可能であるとの考え方が広まったことに対抗したものであった。その特徴の1つは国内の民族産業の保護政策を撤廃し、アメリカのフリードマン理論に基づく「自由主義経済政策」をとった点である。それはケインズ理論によるマクロ的、数量的な経済政策に反対の立場から、ある程度、自由な市場に経済をゆだねるべきであるとし、政策的には貨幣供給量をもって事実上、唯一最大の経済政策変数とするマネタリズムを特徴としていた。 * 近代科学の英雄ともてはやされるデカルトは、本来、自然界の現象が複雑で多面的であるにもかかわらず、自然を有限なものと考え、二元論によって、この世を唯物(物質の世界)と唯心(意識の世界)の2つに分けてしまった。 * 21世紀は環境の時代でそれは誰も異論がないと思います。その場合、鍵を握っているのが食料問題、エネルギー問題、人口問題。そしてこの3つのベースにあるのが、環境問題です。 * 鉄舟は剣の対局にあると思われている禅や書を通じて「剣の真髄を極めることは、剣を捨てるに至る」という剣の道における本来の面目を得た。 * よく知られている格言に、「負けるが勝ち」というものがある。この格言は、真の勝利は暴徒にむやみに対抗することではないことを意味している。また、「血を見ない勝利こそ最善の勝利」とか、これに類する格言がある。これらの格言は、武人の究極の理想は平和であることを示している。 * 日本が核の先例を受けたということは「負けて勝つ」という宇宙の原理、自然のほうり法則、禅の真髄を世界に示すものなのである。日本は地球上からすべての戦争を終わらせるための方法を世界に示し、報復ではなく、平和そして、将来的な共生、共和制の道を選んだのである * 武士道と神道並びに仏教を身につけていた昔の日本人は、世界に通用する、世界の模範となるような言動にいよって、常に世界から1目おかれる存在であった。 * 地球は1つの生命体である。そこにすむ私たちは地球と運命をともにしている。地球を1単位と捉えるグローバルリズムが進展する中で、日本はエネルギーと食料の大半を輸入に頼っている。地球の裏側から大量のものが送られてくる日本の現状に思いをはせれば、日本人が生きていくうえでの不可欠な条件は平和ということになる。 * 核の問題と並んで、環境問題など、人類は一国では解決不可能な、まさにグローバルな視点で取り組まなければならない様々な危機に直面している。人類の存亡にかかわる、これらの危機を克服し、次の時代の担う子供たちのために、豊かで美しい地球を守ることは、今を生きる人間の最大の義務と責任である。

Posted byブクログ