シェイクスピアを楽しむために の商品レビュー
いつでも手の届く場所…
いつでも手の届く場所にありながら、ついつい敬遠してしまう古典シェイクスピアをアトーダ式に分かりやすく解説したエッセイです。『ハムレット』『ロミオとジュリエット』『オセロー』と、一作品ごとに解説していきます。シェイクスピア作品を読む片手間に是非どうぞ♪
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シェイクスピアの作品…
シェイクスピアの作品を分かりやすく、面白く解説してあるので、シェイクスピアを読んだことのない人は、まずこの本を読んでから挑戦してみても良いと思います。
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シェイクスピアの文学…
シェイクスピアの文学について阿刀田高が解説する。英米文学を読んでいると必ずといっていいほど引用されるシェイクスピアの魅力を分かりやすくまとめている。
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シェイクスピアくらい…
シェイクスピアくらいになると、要約されなくても訳文で十分楽しめる気がしないでもないですが……。ま、上手に紹介されています。
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シェイクスピア作品は名作揃いでありますが、読むときにはあらかじめある程度の知識が必要です。 そこでおすすめなのが今回紹介する阿刀田高氏の『シェイクスピアを楽しむために』という本です。 この本を読めば早くシェイクスピア作品を読みたくなりうずうずしてきます。それほどシェイクスピアの作...
シェイクスピア作品は名作揃いでありますが、読むときにはあらかじめある程度の知識が必要です。 そこでおすすめなのが今回紹介する阿刀田高氏の『シェイクスピアを楽しむために』という本です。 この本を読めば早くシェイクスピア作品を読みたくなりうずうずしてきます。それほどシェイクスピアの作品を魅力たっぷりにお話ししてくれます。 私自身もこの本にとても助けられました。 ぜひシェイクスピアを読む前にこの本を読んでみてください。物語の楽しみが何倍にもなること請け合いです。
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手にとった直接的なきっかけは、クリスティの「春にして君を離れ」を読んだからだけど、古くからの積読でした。 わりと最近、「ベストセラーのあらすじなんか読むのは愚の骨頂」的なエッセイを読んだ気がするのですが、(たぶん岡崎武志の「読書の腕前」だと思う)、そんなむつかしく考えなくたって...
手にとった直接的なきっかけは、クリスティの「春にして君を離れ」を読んだからだけど、古くからの積読でした。 わりと最近、「ベストセラーのあらすじなんか読むのは愚の骨頂」的なエッセイを読んだ気がするのですが、(たぶん岡崎武志の「読書の腕前」だと思う)、そんなむつかしく考えなくたっていいんじゃないかなーと思う。 大人になってから何作かシェイクスピアを読んでみた。オセローとかハムレットとか。 あとはガラスの仮面(!?)のお蔭で「夏の夜の夢」も、オケをやっていたので「ロメオとジュリエット」もメインスト―リはかなり正確に頭に入っていると思う。 でも正直上っ面しか分からなかった。 そんな人が再度シェイクスピアにきちんと興味を持つためには、こういう入門書が必要だと思う。 イギリス人の常識である「シェイクスピア」を改めて読んでみようと思った一冊でした。 そして、豊かな知識を持ちながら初心者のところまで降りてきて興味を湧き立たせる阿刀田氏の筆力に脱帽です。(2010.2.5)
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誕生日と命日は同じ4月23日。 欧米の大衆娯楽演劇の原点、ハリウッドで最も売れている脚本家、世界で一番有名な作家。 その名もシェイクスピアである。 本書では、彼の生涯と30を超える彼の戯曲の中から11を選んで紹介している 名前は聞いたことあるけど読んだことは…。そんな人にも楽...
誕生日と命日は同じ4月23日。 欧米の大衆娯楽演劇の原点、ハリウッドで最も売れている脚本家、世界で一番有名な作家。 その名もシェイクスピアである。 本書では、彼の生涯と30を超える彼の戯曲の中から11を選んで紹介している 名前は聞いたことあるけど読んだことは…。そんな人にも楽しんでもらえるよう、ユーモアを交えつつシェイクスピアの魅力を解説している 阿刀田さんの小説家ならではの着目と批評精神が本書の奥行きと面白さを生み出していて、ああこんなに面白いものなのか!と素直に思わせてくれる 著書を読むのはこれが始めてだけど、すごい人だ… 個人的に印象に残ったのは「オセロー」と「ウィンザーの陽気な女房たち」 「オセロー」は主人公が黒人。 決して差別問題がモチーフではなく 肌の黒さというものが醸し出すどうしようもない心理的葛藤を描いているところに面白さがある、と。 なるほど、これがシェイクスピアの凄さなのか…と腑に落ちた。 「ウィンザーの陽気な女房たち」は唯一オペラの舞台で見たことがあって、 本をちらりと読んでみたけど、むむ、入り込めない、、 やはり戯曲はあくまでテキストに過ぎず、舞台になって初めて生き生きと動き出すのでは…?とも思ってしまう とはいえ活字の世界に分け入らない理由にはならないので、いつか原作の良さもわかるようになりたい
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オリビア・ハッセー主演『ロミオとジュリエット』を観た勢いで再読す。 ロミオはジュリエットに一目惚れするまで、ロザラインという女性に懸想している。この設定、必要だろうか? 阿刀田高の見解は「消し残しのような気がしてならない。つまり元本にロザラインがいたものだから翻案のとき充分...
オリビア・ハッセー主演『ロミオとジュリエット』を観た勢いで再読す。 ロミオはジュリエットに一目惚れするまで、ロザラインという女性に懸想している。この設定、必要だろうか? 阿刀田高の見解は「消し残しのような気がしてならない。つまり元本にロザラインがいたものだから翻案のとき充分に考慮を払わずに、つい残してしまった」 納得である。 第5話『夏の夜の夢』のダイジェストを読んでいて思う。職人たちによる婚礼の座興は、行き違いによる悲劇で『ロミオ〜』と似ている。いっそ『ロミオ〜』そのままにしてしまう趣向もありではないか。 イギリスはもとより、『ハムレット』の舞台とされるデンマークの古城を訪ねる紀行文も読めて、お得である。 ただ『リチャード三世』など歴史劇のダイジェストは、時代背景と人間関係が錯綜していて難しかった。
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シェイクスピア。あまりに有名な劇作家。だが、その出生からして謎の人物だったとは……。「ベニスの商人」やその他の作品も、実際に作者がその地を訪れた訳ではないらしい。シェイクスピアの作品は戯曲であり、それが舞台で様々な演出で上演されることで生かされるのであり、読書の対象には向かないも...
シェイクスピア。あまりに有名な劇作家。だが、その出生からして謎の人物だったとは……。「ベニスの商人」やその他の作品も、実際に作者がその地を訪れた訳ではないらしい。シェイクスピアの作品は戯曲であり、それが舞台で様々な演出で上演されることで生かされるのであり、読書の対象には向かないものというのも目から鱗だった。また、イングランドがフランス王国のノルマンディー公に征服されたことや、にもかかわらず仏語ではなく英語が保存されたことを不思議に思った。まあ、本作とは関係のないことだけど……
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やはりそうだったか! 「あの」シェークスピアを面白く思えない自分の理解力・感覚に劣等感を抱き続けていた。 シェークスピアは、本で読むのではなくて演劇として観なければ本当の良さが分からないのですね。 トルストイのシェークスピア評は、まさに「よく言ってくれた!」の一言。トルスト...
やはりそうだったか! 「あの」シェークスピアを面白く思えない自分の理解力・感覚に劣等感を抱き続けていた。 シェークスピアは、本で読むのではなくて演劇として観なければ本当の良さが分からないのですね。 トルストイのシェークスピア評は、まさに「よく言ってくれた!」の一言。トルストイだからこそ言える内容だろうが、それを敢えて取り上げた(行き着いた)著者にも感心。 どの作品でも良いので是非ともシェークスピア劇を観に行きたいと思う。
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