空から兵隊がふってきた の商品レビュー
書き出しが印象的。親子の家に来た15人の兵隊は最初明るく親しみ易い雰囲気で,その後の不穏な空気と人里離れた田舎の一軒家の流血の惨事に唖然とした。
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シニカルでファンタジックな寓話。 フェミニズムも感じる。 書き出しが秀逸なので抜粋。 “父さんが出ていって225めの朝、家の上の広い大きな青空に、突然いくつもの小さな点が現れた。指を針で刺したように、最初はぽつんと赤かった。それがだんだん大きくなり、ぶるぶる震えはじめ、ピンク...
シニカルでファンタジックな寓話。 フェミニズムも感じる。 書き出しが秀逸なので抜粋。 “父さんが出ていって225めの朝、家の上の広い大きな青空に、突然いくつもの小さな点が現れた。指を針で刺したように、最初はぽつんと赤かった。それがだんだん大きくなり、ぶるぶる震えはじめ、ピンク色になって、ついに爆竹みたいにはじけた。ばらばらに飛びちって、ふと止まったかと思うと、こんどはどうも逆もどりしている。まるで、大切なことを思いなおしたように。 あたしたちは、ぽかんとつったっていた。母さんとアイリーンとあたし。太陽の光をさえぎりながら、空を見あげる。 「パラシュートだ」あたしは声をあげた。”p3 まるでファンタジー映画のようなシチュエーションからはじまるこの物語は、不穏さを孕みながら、次々と形を変え、最後にはカラリと乾いた奇妙な晴れやかさを私にもたらしてくれた。 酒井駒子さんの表紙のイメージもあり、江國香織さんが外国に生まれていたら、こんなおはなしを創ったのかもね、と感じた。 R15大人向け短編アニメーションにしたら良さそう。 もちろんキャラクターデザインは酒井さんで!
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ファンタジー…なのか? 帯によると、”人生で本当に大切なもの”を見つける物語らしいですが、自分には理解できなかった。 不思議な設定で、非日常を味わう魅力があるのは確か。
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ベン・ライスの文+酒井駒子さんの表紙=おもしろい の方程式が私の頭の中で仮定から普遍な方程式へと変わった作品。 ポビーとディンガン同様、いろんなものを密かに含むストーリー。けれども、お話全体は何故かとてもかわいらしい雰囲気を持っているので優しく受け止めることができるというか。 何...
ベン・ライスの文+酒井駒子さんの表紙=おもしろい の方程式が私の頭の中で仮定から普遍な方程式へと変わった作品。 ポビーとディンガン同様、いろんなものを密かに含むストーリー。けれども、お話全体は何故かとてもかわいらしい雰囲気を持っているので優しく受け止めることができるというか。 何回でも繰り返し読み込みたい作品。
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父親が蒸発した親子が、強くたくましく生きていく話なのでしょうか。 何か怖かったです、いろいろと。
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