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はじめてであうシートン動物記(5) の商品レビュー

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2015/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 5巻にもなるとパターンが目について来てしまいました。そう言えば長女に読み聞かせをしていたときも3巻まで読んだら「そろそろ人間のお話がいい」ということで離脱したのでした。このシリーズの肩を持つなら、パターンがあると言ってもハッピーエンドのと最後に死んでしまうのもあるし、森の中の野生の話と街での観察の話とあるし、人間が出てくるのと出てこないのがあるし、それなりにバラエティはあるんですがね。さて、パターンの中でも特に救いがない感じの5巻です。2編のうち一方はハッピーエンドのことが多いのに本書は2編とも悲劇的で、特に二つ目は伝承なので他の巻とはちょっと変わっているとも言えます。シリーズが描写する動物の生のパターンを考え、この悲劇的なお話を読み聞かせしながら、人生も中頃に差し掛かった僕としては、無常感のようなものを感じてしまいましたよ。

Posted byブクログ

2009/10/04

年の時を経てなお、動物文学の最高峰であり続ける「シートン動物記」。立派な角をもつ大角(おおつの)ヒツジ、クラッグのお話ほか。

Posted byブクログ