ラフラ、24歳の遺言 の商品レビュー
ラフラ・ジャクソンの存在は昔からDJ KRUSHとBOSS THE MCの名曲CANDLE CHANTで知っていた。 ※ここでは敢えて当時のMCネームであるBOSS THE MCと書かせて頂く。 この楽曲は自分が高校生だった2005年頃に初めて聞いた。発売はラフラが亡くなった翌...
ラフラ・ジャクソンの存在は昔からDJ KRUSHとBOSS THE MCの名曲CANDLE CHANTで知っていた。 ※ここでは敢えて当時のMCネームであるBOSS THE MCと書かせて頂く。 この楽曲は自分が高校生だった2005年頃に初めて聞いた。発売はラフラが亡くなった翌年2001年だった。 昔からの日本のHIPHOPファンであれば知らない人がいない有名なラフラへの鎮魂歌。 その曲を知ってから15年以上経過して、ふとこの本に出会い読み始めた。 日本人の母と、ミュージシャンであるブラックアメリカンの父との間に生まれた彼のとても短く太い人生が母によって綴られている。 恥ずかしながら、ハーフという人はどちらの良いとこどり、国と国を結ぶような存在と自分も思っていた。 ただ、ラフラは日本人でもアメリカ人でもない両方の国籍の間で常に葛藤していた。 日本にいればアメリカ人として扱われ、アメリカにいればアメリカ人として扱われない。 彼は最後まで父の愛に飢えていた。親が子に与える影響というのは凄まじく大きい。たた、彼が大きく道を外さなかったのは、奇しくもこの日本という環境があったからだとも思った。 癌に侵されてからの彼と母とのやり取りのところはずっと読んでいて胸が苦しかった。 最後の最後まで死神と戦い続けたラフラに大きな尊敬を抱いた。 人種を越える事ができる音楽、HIPHOPの素晴らしさを改めて実感した。 この本とDJ KRUSHの楽曲によって彼はいつまでも生き続けるだろう。 旅立つものよ あなたは永遠に若い 時空をまたぎ 声も顔も何も変わらない 最後にどんな光が見えて何を想ったかはオレにはまだわからない「Candle Chant(A Tribute)」 BOSS THE MC
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ヒップホップはもちろん、ましてやDJクラッシュやTBHRのボスなんて知らない方々にこの本を紹介するとしたらどうだろうと考えて書くことにする。 ① この本を読んでいて連想した本は山田詠美の作品、マイルス・デイヴィスの自叙伝、レベッカ・ブラウンの作品、2パックの詩集などである。 ...
ヒップホップはもちろん、ましてやDJクラッシュやTBHRのボスなんて知らない方々にこの本を紹介するとしたらどうだろうと考えて書くことにする。 ① この本を読んでいて連想した本は山田詠美の作品、マイルス・デイヴィスの自叙伝、レベッカ・ブラウンの作品、2パックの詩集などである。 ② この本をAmazonで検索すると、ランス・アームストロングの『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』を紹介される。 ③ 本来は息子の生涯をかたちに残したいと書き留めた母親の思いを読むべきだろうが、実際には異文化理解の難しさや僕らが安易に「ハーフ」と呼んでいる方々の感覚や苦悩を知ることにつながった本である。 予想と違う収穫を得られた本として意外性に高評価。できれば読後にDJ クラッシュの"Candle Chant(A Tribute) featuring BOSS THE MC"を聞けば、より効果的だろう。
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ラッパーラフラ24歳で死すときまでの生涯を綴った本。 白血病を煩い、生きることに感謝し、向き合う。 この本に出会えたことに感謝しています。
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いつの間にか、彼よりも年上になってしまった… 「旅立つものよ、あなたは永遠に若い 時空をまたぎ、声も顔も何も変わらない 最後にどんな光が見えて何を想ったかはオレにはまだわからない」
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運命の皮肉に翻弄されながらも、周囲を明るく照らして駆けぬけたラッパー、A‐Twice(ラフラ・ジャクソン)。彼の母親によって書かれたこの作品は泣けます。自分は、まじめに生きてるか?と考えさせられます。DJ KRUSHも出てきます。お勧め!
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