Deep Love の商品レビュー
横書きであること、作者のボキャブラリーの少なさ、文法的な間違いにも目をつぶろう。しかしながら、なんなだ、この通俗的不幸のオンパレードは。まあいい、それにも目をつぶろう。僕が許せないのは著者のyoshiが後書きに書いたこの本を作るにあたって目指したものという文章である。 『リアル...
横書きであること、作者のボキャブラリーの少なさ、文法的な間違いにも目をつぶろう。しかしながら、なんなだ、この通俗的不幸のオンパレードは。まあいい、それにも目をつぶろう。僕が許せないのは著者のyoshiが後書きに書いたこの本を作るにあたって目指したものという文章である。 『リアルな物語にするために実話を出来るだけ盛り込むこと。自分の出来事のように感じてもらいたいからです。そして、最終的に目指していたのは、『Deep Love』が「自分を見つめなおすキッカケ」になればというものでした。生きていれば、気が付かないうちに、流されてしまうことがあると思います。しかし、そこで立ち止まり、自分を見つめなおすことは難しいことです。でも、それを可能にしてくれるのは、いつの時代も「愛」ではないかと思っています。』 すいません、エイズはそんなに、早く死ぬ病気なんですか?そして、僕は、この本を読んだけど、いまだに、愛の意味がわかりません。それは僕が馬鹿だからですか?yoshiは「事実」を使い、リアルな話を書こうとした。しかし、一般的に言って、この本は嘘で固められている。エイズは初期発症から、約5年から10年後に後期発症へと転換していく。少なくとも、アユは12歳の時から、グレタ生活を送っていたとでも言うのだろうか。そして、心臓移植の現実の厳しさは、『愛』で解決してしまう。「愛」ってすばらしいですね、とでも言うと思っているのだろうか。どこら辺がリアルなんだろう。そして、事実を書けばリアルになるというのも、また嘘である。それは小説を読むものなら誰でも知っている事だ。「エイズ」「心臓病」「死」「強姦」etcと不幸は山盛りに出てくるが、本当にyoshiはこれらに立ち向かい、真実を元にして真っ向から書ききろうとしたのだろうか。そして、そんな薄っぺらな記述で書いた「愛」が若者たちの「自分を見つめなおすキッカケ」になると本当に思っているのだろうか。そんなに、人間は薄っぺらくていいのだろうか。つまり、この本に涙を流した物たちが本当の被害者ではないだろうかと僕は思う。盲目的にこの『愛』を信じさせられ、「嘘」を事実だと教えられ、若者たちの価値観はゆがむばかりだ。「愛」とは、最低限、自らの痛みを伴うものだとすら教えられなかった「Deep Love」。僕は、若者たちの未来を憂う。
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なぜにてベストセラー?! ただのエロくてぐろい話だな・・と思ったのは俺だけでしょうか? 男にはYoshiが理解でいないのかも知れない。 女性向けの一冊。
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「今時の活字離れがターゲット」ね。すげーよくわかる。安っぽい文章。リアリティのない内容。感動する理由がない。「お前らこうやって書けば感動するんだろ?」っていう気持ちが文体に出てる。本当は★なんてつけたくないくらいだ。
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この話が流行り出す数年前に、ネットですでに読んでいました。 まさか本になって再会するとは思ってもいませんでした・・・。
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私の人生史上最悪の本と言えます。作文のような文章だし、話の内容としても嫌いです。けど、この本によってこういう【若者向けの感動作】というのが認識できました。
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携帯小説の書籍。リアルと非現実の間の話だけど、これで「感動した」という女の子が多い理由はわからなくもないかな。どーして「やっちゃいけない」のかを「失う」って言葉で教えてくれる作品。映像化はしないほうが良かったよ。
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ほとんどの方がご存知の、Yoshiのデビュー作にして名作。 これを読んだ時に背中に悪寒が走ったのを憶えています(笑) かなり刺激の強い作品ですが感涙必至! 読んだ事の無い方は是非読んでみて下さい。
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内容はすごいですけど、愛する人のために自分を犠牲にする姿に感動です。もし自分の好きな人がそんなことをしたら、と考えると結構複雑です。
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援助交際を繰り返していた少女が、様々な人々に出会うことで愛を見つけ出していく・・・という話らしいが。援助交際、クスリ、戦争、愛、AIDSなど、いろんなものを詰め込んだという割に、ものすごーーーく内容が薄っぺらい。文章がまず稚拙すぎるし、とにかく無駄に性描写が多い。これで愛だなんだ...
援助交際を繰り返していた少女が、様々な人々に出会うことで愛を見つけ出していく・・・という話らしいが。援助交際、クスリ、戦争、愛、AIDSなど、いろんなものを詰め込んだという割に、ものすごーーーく内容が薄っぺらい。文章がまず稚拙すぎるし、とにかく無駄に性描写が多い。これで愛だなんだと言われてもなぁ。作者が最後に、この作品がAIDSに感染したひとりの女の子の「私のような女の子を一人でも減らしてほしい」というメールがきっかけだと明かしてましたが、AIDSについての知識も、こんないい加減でいいのか?とこちらが心配してしまう程。ものすごく流行った1冊のようだったので読んでみたけど、どこに感動できるのか全くわからなかった。
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とりあえずシリーズは全部読んだけれど、この本の作者はどうも人を殺せば読者が泣くとでも思っているんじゃないかと思う。文章も幼稚だった、妙に説明的な所も有ったし、エロいというかグロいというかそういうシーンが無駄に有る気がした。オススメ出来ない。
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