Sleeping Rose の商品レビュー
Blue Roseの…
Blue Roseの続刊、第二巻。最高級の男娼、ブルー・ローズと呼ばれる百瀬青は今もまだ男娼としての仕事を続けていた。一度だけ買うことが許されるその花は、けれど以前の精彩を欠き、今はただ虚ろだった。約束を無視してもう一度青を買った実業家は、虚ろな青に、「好きな人はいないのか」と聞...
Blue Roseの続刊、第二巻。最高級の男娼、ブルー・ローズと呼ばれる百瀬青は今もまだ男娼としての仕事を続けていた。一度だけ買うことが許されるその花は、けれど以前の精彩を欠き、今はただ虚ろだった。約束を無視してもう一度青を買った実業家は、虚ろな青に、「好きな人はいないのか」と聞き……。
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『ブルーローズ』の続…
『ブルーローズ』の続編です。かつて青の客だった高瀬は青が売りをしている現場に遭遇し・・・。読むのをやめようかと思ったほど痛いけどやっぱりいい作品だと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最後まで驚かされました。BLは両想いになるのが常ですが、そうならないのが面白い。先の展開にわくわくしました。宮乃姉さんや青の過去など、前巻では描かれていないところが深堀りされてて面白かった。視点が変わるだけで見え方が変わってくる。青と養父の関係は前巻からは想像がつかなかった。最後、まさかドラッグが出てくるとは意外でした。そして、青が落ちていく様子には驚きました。 BL本としては珍しいタイプで楽しめました。
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「Blue Rose」の続編。 前作「Blue Rose」も佳作だった。構成が野心的で面白かった。 でも、身に詰まされ方は比較にならない。 榎田尤利作品はいろいろ読んだ。 有名な魚住くんシリーズもすごく良かった。好きだ。 でも切なさが違う。 愛しさが違う。 哀しさが違う。 感情を...
「Blue Rose」の続編。 前作「Blue Rose」も佳作だった。構成が野心的で面白かった。 でも、身に詰まされ方は比較にならない。 榎田尤利作品はいろいろ読んだ。 有名な魚住くんシリーズもすごく良かった。好きだ。 でも切なさが違う。 愛しさが違う。 哀しさが違う。 感情を全部引きずられ、持って行かれるような言葉、言葉、言葉の力。 クライマックスでボロボロに泣かされた。 そして至るエンディング、主人公だけでなく読者も癒すような穏やかさに満たされる。
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