口説く言葉は5文字まで の商品レビュー
こんなことをしたら嫌われるのではないかと、何もしない男が、いちばん嫌われる。 嫌われるくらいなら、何もしないほうがましと、ヘナチョコ男は考えて、じっとしている。何もしない男は、何かして嫌われた男より、もっと嫌われる。どうせ嫌われるなら、何かして嫌われたほうがましだ。ヘナチョコ男は...
こんなことをしたら嫌われるのではないかと、何もしない男が、いちばん嫌われる。 嫌われるくらいなら、何もしないほうがましと、ヘナチョコ男は考えて、じっとしている。何もしない男は、何かして嫌われた男より、もっと嫌われる。どうせ嫌われるなら、何かして嫌われたほうがましだ。ヘナチョコ男は、いい友達になろうとする。何もしないのは、友達ではなく、気持ち悪い人でしかないのだ。(p.1) 「キスしていい?」と聞くヘナチョコ男がいる。許可を求めるのは、優しさではなく、男らしくない行為だ。責任を女になすりつけているだけだ。してほしいと思っても「いいわ」とは言えないものだ。女のデリカシーを理解してあげなければならない。平手打ち覚悟で、してしまうのだ。(p.3) 女性にとって、男の意味不明な親切ほど、気持ちの悪いものはない。「だから、どうしたいの?」と、心の中で、叫んでいるのだ。「君を、抱きたい」と、はっきり意思表示をすれば、男の優しさを受け入れやすいのだ。(p.5) 「私、彼がいるのよ」。当たり前だ。君くらいのいい女なら、彼の100人はいていい。(p.22) 相手の希望をきいてあげるというのが優しさだと、ヘナチョコ男は勘違いしている。ぐいぐい引っ張って行ってくれれば、何でもいいのだ。嫌な時は嫌だと言う。「どうしたい?」と聞くのは、優しさではなく、頼りなさ以外の何物でもない。(p.53) たとえば、君に花を買う。たとえば、移動中、君に電話を入れる。女は、とんでもないことをしてもらおうとは思っていない。ここがヘナチョコ男の勘違いしているところだ。男がたわいないと思うことでいいんだ。そのかわり、たわいないことを一生懸命するのだ。(p.61) 「ちょっと強引」は嫌われる。「強引すぎる」と愛される。強引だから嫌われたのではない。中途半端な強引だったから嫌われたのだ。(p.74) 僕は、君を口説くために頑張る。君を口説き落としてから、もっと頑張る。本当に頑張らないといけないのは、口説き落としてからなのだ。僕は、男を磨いて、もっともっといい男になってやる。そして、君を口説き続ける。(p.100)
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この本を読む前と、読んだ後では、きっと口説きのスキルにかなりの差がつくんではないかと思います。実際、自分が上手く行ったときのことは肯定的に、ダメだったときの事は否定的に書かれていました。しかも、笑えるポイントがいっぱい。すごいの一言!
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