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クラシック・ピアノ名曲辞典 の商品レビュー

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2016/09/07

貸出不可の本を読んでみようキャンペーン。 今回は音楽です。 今作は、らピアノ名曲の楽譜を概説と併せて収録した、「クラシックピアノ曲のガイド」としての役割を果たしている事典です。 うーん、事典っていう呼称は違和感だな。確かに作曲家別に並んではいるんですが、今作に載せてもらえなか...

貸出不可の本を読んでみようキャンペーン。 今回は音楽です。 今作は、らピアノ名曲の楽譜を概説と併せて収録した、「クラシックピアノ曲のガイド」としての役割を果たしている事典です。 うーん、事典っていう呼称は違和感だな。確かに作曲家別に並んではいるんですが、今作に載せてもらえなかった作曲家は多分少なくないよなぁ。 そんなことより、今作をパラ見して生まれる共通認識はたった一つでしょう。 どうして楽譜を1ページに4面収めてしまったん? ナンセンスです。 そんなナンセンスなことを言ってはいけません。 なにしろこれは「ガイド」なのです。 譜面台に乗せて演奏するものではないのです。 でも多分あわよくば演奏した人、いるんじゃないかな。 演奏中に本が指の上に直撃という災難に襲われた人、いるんじゃないかな。 今作が発刊された当時の音楽は、電子音楽(笑)が出始めた頃でもあったようで、前付けではそのことに対する警句も記されています。時代を感じますね。 貸出不可の本を読んでみようキャンペーン、なかなか楽しい滑り出しです。

Posted byブクログ