性とはなにか の商品レビュー
※自分のための備忘メモ 地球上に生命(細菌)が誕生してから、太陽光にさらされた、いつ死んでもおかしくない過酷な環境下で生き残っていくための、危機迫る性の多様な試行錯誤の歴史が詳細に書かれている。 例えばコロナウイルスに感染するとは、ウイルスと交配していると言うこともできるのかな...
※自分のための備忘メモ 地球上に生命(細菌)が誕生してから、太陽光にさらされた、いつ死んでもおかしくない過酷な環境下で生き残っていくための、危機迫る性の多様な試行錯誤の歴史が詳細に書かれている。 例えばコロナウイルスに感染するとは、ウイルスと交配していると言うこともできるのかなと感じた。 ヒトのような、有性生殖は、性の進化の途上で偶発的に出てきた、多様な性のあり方の一つ。 生命としての自分、無数の細胞の集合体である肉体は、そんな途方もない性の歴史の積み重ねの結果なのだと感じる。 細菌同士で常時なされる遺伝子のやり取りは、インターネットで常時情報をやり取りする人間を連想させた。 (インターネットの広がりと浸透は、人間同士の“繋がりたい”強い欲望が推し進めた、自然なこと。流転する進化の流れ。) 作者が、ヒトがテクノロジーの発達と人口増加により、今後は人口増加率を低下させるフェーズに移行し、超生物的な存在になる途上にあると最後に言及していたことは興味深い。
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