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出生率0 の商品レビュー

2.8

12件のお客様レビュー

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2014/11/05

初めて読んだ時、かなり衝撃的だったけど、10年くらい経って読んでも面白かった。またしばらくしたら読みたい。 子供が生まれない→未来が無い→絶望。 シンプル過ぎてリアル。

Posted byブクログ

2012/09/30

人類滅亡、終末系SFというのは 何気に俺の大好物カテゴリー。 タイトル通り、人類が突如出産不能になり 刻一刻と滅亡に向かっていくというのが物語の背景。 『未来』を失った人間たちの狂気の行動。 セックス、ドラッグ、人身売買、殺人死合、暴動、虐殺… ゆるい感じで進ん...

人類滅亡、終末系SFというのは 何気に俺の大好物カテゴリー。 タイトル通り、人類が突如出産不能になり 刻一刻と滅亡に向かっていくというのが物語の背景。 『未来』を失った人間たちの狂気の行動。 セックス、ドラッグ、人身売買、殺人死合、暴動、虐殺… ゆるい感じで進んでいくストーリーの是非と、 結末を尻切れトンボととるか余韻ととるかで 大きく評価が分かれてくるけど、 まあ値段分は楽しめました(\105)。 洋物ではたくさんあるんだけど、こういう終末系SFを 日本人作家にももっと書いて欲しいという期待を込めて☆3つ。

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2011/07/22

もしかしたらいつか、こういう日がくるかもしれない 遠い遠い昔から、そう人類が誕生したときからDNAに組み込まれているのかもしれない これ以上の進化を望めないから、妊娠しなくなり、死ぬのが全くこわくないから自殺する そして世界から人類がどんどん減っていき、人類の祖先であるあの...

もしかしたらいつか、こういう日がくるかもしれない 遠い遠い昔から、そう人類が誕生したときからDNAに組み込まれているのかもしれない これ以上の進化を望めないから、妊娠しなくなり、死ぬのが全くこわくないから自殺する そして世界から人類がどんどん減っていき、人類の祖先であるあの動物が2本足をはじめた

Posted byブクログ

2010/12/22

初めて読んだ大石圭。 あれは、中学2年生のころ。要するに平成8年。 子供ができなくなった世界。当時のうちにとっては かなり衝撃的な描写を覚えている。 それ以降、大石圭は見つける度に読んでしまう。

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2010/08/23

出生率が0になった地球。 世紀末だねー世紀末です。 子供が生まれなくなって、数十年後には人類は滅びることがわかってる世界。 なんともロマンチックを感じてしまった。 いいなー。進化の果ての「ゲームオーバー」。ロマンだ。

Posted byブクログ

2010/08/21

1999年、原因不明の不妊により、人類に子供が生まれなくなった。出生率が0となった世界では、人間は、希望を持てず、ただ滅ぶのを待つだけだった。公共心、モラルが薄れ、刹那的な享楽に身を任せ、人身売買、不倫、近親相姦、環境破壊などに対する嫌悪感、罪悪感が欠如していった。そのような絶望...

1999年、原因不明の不妊により、人類に子供が生まれなくなった。出生率が0となった世界では、人間は、希望を持てず、ただ滅ぶのを待つだけだった。公共心、モラルが薄れ、刹那的な享楽に身を任せ、人身売買、不倫、近親相姦、環境破壊などに対する嫌悪感、罪悪感が欠如していった。そのような絶望的な暗い世界の数日間が、淡々と描かれている。  30歳のルルは、仕事仲間のリーと共に新しい2人の少女を奴隷市場に送り出そうとしている。20歳のユウは、豪華客船でも誕生祝に出席している。7歳のジュンは、品川の家を出てただひたすら海を目指している。3人がそれぞれ迎えた誕生日。街は徴兵制度に反発した人々の起こした暴動で火に包まれ、地獄絵図と化す。このまま人類は滅びてしまうのだろうか。  一体この話にどうやって収束をつけるんだろうと思ったらやはり収束はつかなかったが、うん、まぁこんな感じかなという感じ。ただキャラクターが多すぎる上にみんなカタカナだから分かりにくかった。  物語中には様々に着飾った女たちが出てくるのだが、この格好がすごい。透明のビニールでできたワンピース、ビニールのかなり高いハイヒール、合成金属のショーツ、色とりどりに染められた髪や乳首や陰毛…このファッションが、この物語の退廃的な雰囲気を醸し出すのに多いに貢献していると思う。

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2010/06/19

簡単な粗筋。 世界中で、子供が産まれなくなった。 着実に絶滅への道を辿る最後の人間たちは、様々な思いを胸に生きる――。 主人公を定めない、『自由殺人』的なストーリー展開です。 地球上で人間だけが子供を宿さなくなったという、明らかな人間絶滅物語。 年を経るごとに赤ん坊・子供が存...

簡単な粗筋。 世界中で、子供が産まれなくなった。 着実に絶滅への道を辿る最後の人間たちは、様々な思いを胸に生きる――。 主人公を定めない、『自由殺人』的なストーリー展開です。 地球上で人間だけが子供を宿さなくなったという、明らかな人間絶滅物語。 年を経るごとに赤ん坊・子供が存在しなくなるという状況で、人はどのような生き方をするのか。 お金を得たとしても、あとに残すべき子供もできない。 突飛なようで、妙にリアルさのある話でした。 年号では「過去」ですが、「近未来」の話。 その世界観は、かなり秀逸でした。特に人々の流行の服が。 大石さんのこういう描写ってあまり見たことない気がします。 まぁ毎度のことながら「大きな山場」というものはないに等しいですが、 結構面白かったので大石さん好きな方にはどうぞー。 初期作品の中ではまだ安い方のモノですし。ちなみに文庫版もあります。

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2009/10/04

人類を最後に看取る子達のプロフィールの様々、それに絡む大人たちの行動が、あざと過ぎて受け付けないー例え小説でも。奴隷市場で売られる子供達とか、徴兵制度復活で暴徒と化す国民、それに対応する政府は実在の某国を彷彿とさせ。進化をやめた人類は子孫を残す手段を奪われ、消えていく。エピローグ...

人類を最後に看取る子達のプロフィールの様々、それに絡む大人たちの行動が、あざと過ぎて受け付けないー例え小説でも。奴隷市場で売られる子供達とか、徴兵制度復活で暴徒と化す国民、それに対応する政府は実在の某国を彷彿とさせ。進化をやめた人類は子孫を残す手段を奪われ、消えていく。エピローグの二足歩行を始めたチンパンジーの部分は何か一番「的を得た」感がしたものだ。

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2009/10/04

子供が生まれなくなった未来が舞台の長篇。 表示された人類の残りの数、狂っていく人々・・・ 種の滅亡を前にそれぞれの生き方を選んだ人々の物語。 暴力的表現などもあり少し暗めのストーリー。 静かな恐怖とキャラクターたちの性格が好きでした。

Posted byブクログ

2009/10/04

人間の強さは、尊厳は、簡単に絶望しないことで証明される。動物は希望も絶望しない。 人間がその尊厳を試されない世の中を、「平和」というのかもしれません。 この本の中には、「平和」も「人間の尊厳」もないのでした。

Posted byブクログ