英語で読む銀河鉄道の夜 の商品レビュー
対訳です。宮沢賢治の…
対訳です。宮沢賢治の雰囲気がうまく出ているなと思うところ、出ていないなと思うところ、それぞれあってとても楽しめます。
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あの宮沢賢治作品が英…
あの宮沢賢治作品が英語で読めちゃうなんて、最高の本です!!!
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英語版の銀河鉄道の夜…
英語版の銀河鉄道の夜です。英語の勉強にも役立ちそうです。
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この名作を読んだこと…
この名作を読んだことのある人は多いと思うが、英語で読むことによってまた一味違った感じがするのではないだろうか。
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宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を右ページに、左ページにオーストラリアに住んで日本でも大学で教えたことがあるという人の英訳。ちなみにこのロジャー・パルパースという人の経歴を見ると、ポリグロットで天才、という感じがする。ユダヤ系だし、チョムスキーみたいな感じなんだろうか、とか思った。 ...
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を右ページに、左ページにオーストラリアに住んで日本でも大学で教えたことがあるという人の英訳。ちなみにこのロジャー・パルパースという人の経歴を見ると、ポリグロットで天才、という感じがする。ユダヤ系だし、チョムスキーみたいな感じなんだろうか、とか思った。 たぶん初めて読んだ宮沢賢治。最近高校演劇の都大会を見て、どこかの高校がこの『銀河鉄道の夜』をモチーフにした作品を上演していた。たぶん一昔前ならこういうの好きになれないと思ったけど、なんかすごいいいなあと思ってしまい、原作を読んでみたいと思ったのがきっかけ。どうせなら英語でも読んでみよう、ということで原作と翻訳が同時に読めるものを選んだ。 最初に英語を全部読んだのだけど、なめてたせいもあって、本当に難しい。何度もゆっくり読み直さないといけないところもあって、パッとイメージが頭に浮かばないのもあるし、想像以上に時間がかかった。とりあえずはこれを読むための単語集、みたいなものが作れると思う。宮沢賢治出る順、みたいな単語集。cypressイトスギ、gourdヒョウタン、yewイチイ、firモミ、planeプラタナス、pampasパンパス、turret小塔、obsidian黒曜石、magpieカササギ、will-o'-the-wisp狐火…みたいな感じで。でも単語の問題もあるけど、表現自体が難しい。例えば、時計の話のところでTwo hands of blue tempered steel pointed precisely to eleven on the crisp clear autumn face of the clock.(p.89)とか、時計の針が11時を指していることは分かるけど、あとは何なのか、よく分からなかった。でも全体的には何となく色が混ざり合って、きらきら光る感じ、というのが堪能できれば良いのだろうか、とか思った。 英訳もたぶん日本語の雰囲気を出すように工夫されているのだと思う。like a lanky blurry murky ghost (p.41)とか。あとはNo soonerで始まる文が目について、生徒に訳させてみたい。But no sooner had the words left his lips than had another batch of gentians flashed brightly past them(p.79), No sooner had those words left Giovanni's mouth than did a veritable snowfall of herons, squawking and calling, come fluttering down from the brarren dark violet sky.(p.125)とか。あと、並べ替えの問題にしてみたいのは"Now, where on earth was it you two boys said you hailed from?"(p.129)なんかいいかもしれない、とか余計なことを考えた。あと"May I enquire as to where you boys would be heading?"(p.109)という、すんごい丁寧なんだか古風なんだか、こういう表現も初めて見て、面白いと思った。 そして、おれにとってはこれが1000冊目&2019年最後の本になった。読んだのはもう2週間くらい前で、あと何冊か年が終わる前に読めるかと思っていたけど、今読んでいるものが読み終わらなかった。今年は去年に比べると本の数が少なく、サボってたという訳でもないので、やっぱり忙しかったのだと思う。なんか年々忙しくなっている気がする…。来年はもう少し心に余裕が持てる年になれれば…、と思うけど、ちょっと来年は仕事的に難しいかも…。来年の最後には前向きな感想が書けることを願って、今年はこれでおしまい。(19/12)
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おすすめ度:70点 童心に返って読んだ。 花巻といういわば日本の原風景と夜空にきらめく星座を旅する対比が、少年期に宿ったなんともおぼろげな不安感を醸し出す。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久々の再読です。宗教的なイメージが多く、全体的に幻想的。 でも死者と乗り合わせているものの、トーンとしては暗くないような気がしますが、どうでしょう。 彼らが気づいたの「皆のための幸い」とは「無償の愛」なのかな、と思いました。 生きるしかばねのように漠然と日々を過ごしていた少年が、自分の使命を得たことと、父が帰るというニュースによって命を吹き返すしたかのような印象を受けました。 賢治作品はなによりも独特な言葉の表現が好きですね。あと、感情に走らないところも。でも本来はものすごく感受性が強い人だと思うので・・・そのコントロール力がすごいな、と。 本自体は・・・難しいことなのかな?日本語も横書きにしないと、右開きで英文ってものすごく読みづらいと思うのですが・・・。
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2008年度の宮沢賢治賞を受賞されたロジャー氏による英語版『銀河鉄道の夜』 見開きの右に日本文 左に英文と振り分けられているので ふむふむ こういう表現になるんかぁと 新しい視点から宮沢賢治を堪能できる一品 英語の勉強にもなるので一石二鳥
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日本語、英語が見開きで載っています 日本語版を買うよりこっちの方が楽しそうだと思って購入。 挿絵もなかなか好きです
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英語/日本語 なにげに親切な作りになってて 英語で読みながらコレは何? って思ったらすぐに日本語を 確認できるしその逆もしかり。 ちょっといつもと違った感覚で読書できます。 しかもお母さんに勉強してたんだよ〜っていばれるからね。
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