心が迷ったときの25章・禅に学ぶ の商品レビュー
読んでみて、特別感動したとか心がスッキリしたとかそういうことはなかった。 でも、それは基本的なスタイルが一言で言えば「流れに身を任せよ」ということだからだ。 ああしなさいこうしなさいという解決策を与えてくれるものではない。 心が迷った時、自分の心ときちんと向かい合って、流れを冷...
読んでみて、特別感動したとか心がスッキリしたとかそういうことはなかった。 でも、それは基本的なスタイルが一言で言えば「流れに身を任せよ」ということだからだ。 ああしなさいこうしなさいという解決策を与えてくれるものではない。 心が迷った時、自分の心ときちんと向かい合って、流れを冷静に見据えて、静かな心で身を任せる。それが基本的なメッセージであるような気がする。 腑に落ちないところもあったが、そんな中でもいくつか心に残った部分がある。 たとえば「子どもの気持ちがわからないとき」という章。 血は親から子へ流れている。つまり親から見れば順目だが子から見れば逆目。だから親は子のことを何でも知りたがり、子はそれが煩わしくて仕方ない。親が子どもの気持ちがわからないのは当たり前なのだ、ということだ。 だから子どもをなんでも自分の思い通りにしようとしたりせずに、子どもを信頼して子どもの人生を歩ませてやるべきなのだ。そしていつまでも上から見ていないで、子どもがある程度成長したら対等の付き合いをしなさい、親が降りてくることで初めて血は同じ高さに流れるのだ、と。 自分の家族のことを顧みて、なんだか妙に納得してしまったのだ。 http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-407.html
Posted by
- 1