アイシテル~海容~(前編) の商品レビュー
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一気に読み終わりました。衝撃でした。 凶悪犯罪と呼ばれる事件について、記者が書いたルポ的な書籍は何冊か読んだことはあったのですが、いずれも被害者の観点から書かれているものが多かったように思います。 この本は、あくまで被害者の母親が主人公なのですが、加害者一家にもスポットが当たっています。寧ろ、本質的には被害者家族が主役なのかもしれません。 漫画なので、加害児童に同情すべき点が多々あることや、被害児童の母親の人格性の素晴らしさ等、いささかリアリティに欠ける部分はありますが、物語のメッセージは痛いほどに伝わってきます。 少年事件についてはマスコミで大々的に報道され、ネット上では加害者に対するバッシングが加熱しがちな昨今ですが、煽りとも取れるその報道を間に受けず、事件が起こった背景に思いを巡らす想像力も必要なのかもしれません。
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子どもが戻ってこないまま、時間がどんどん過ぎる描写がリアルすぎて苦しくなる。加害者、被害者、どちらの家族の痛みもジンジン伝わってきます。マスコミの汚さもリアル。美帆子が可哀想でたまらなかった。
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再読。ドラマで話題になった本(ドラマは見てない)だけど、読んでみるとものすごく重かった…。母親よりも、姉の方に感情移入してしまった。可愛がられてた弟は「最強」になった…というのは、何となくわかる。全くの作り話と切って捨てられないあたり、本当に怖いと思う。 http://lettu...
再読。ドラマで話題になった本(ドラマは見てない)だけど、読んでみるとものすごく重かった…。母親よりも、姉の方に感情移入してしまった。可愛がられてた弟は「最強」になった…というのは、何となくわかる。全くの作り話と切って捨てられないあたり、本当に怖いと思う。 http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-11.html
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久しぶりに読み直してみました。 これ、テレビドラマにもなりましたねぇ。 ちなみに漫画版です。 とにかくねぇ、息子がいる立場にしてみれば、 たまりませんよ、このストーリーは。。。 被害者の親の立場になったことを想像するとね。。 夜更けに読んでしまったことを後悔します。。 最初...
久しぶりに読み直してみました。 これ、テレビドラマにもなりましたねぇ。 ちなみに漫画版です。 とにかくねぇ、息子がいる立場にしてみれば、 たまりませんよ、このストーリーは。。。 被害者の親の立場になったことを想像するとね。。 夜更けに読んでしまったことを後悔します。。 最初にこの本を読んだ時、息子はまだ1歳未満だったはず。 で、今は3歳半。元気に外を駆け回っています。 そんな中、改めて読むと。。。たまりませんね、やっぱり。 子を持つ親は、読んでおいて損はないと思います。 正直、辛いですけどね。リアリティありすぎて。 さて、、、後編も後日、読むかなぁ。
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自分の子が別の子を殺してしまうという少年犯罪シリアス漫画。 テレビドラマよりも設定がシリアスです。考えさせられます。
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二部構成。悪と善は本当は紙一重で、みんなそれを分かっていながら他言を許さないのは、悪の中の善を認めたら罪を下すことに躊躇が生まれてしまうからだと思う。事実、この中のゆういちは少年法に守られている。被害者加害者、どちらにもなりうる可能性はいつだってある。他人事じゃない。
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ドラマを見て、手に取りました。 被害者の親、加害者の親、被害者の子ども、加害者の少年・・・ 誰もが誰も、可哀想・・・というか、最初、この話の終着点が 想像つきませんでした。 救いってあるのかな?って。 加害者の少年が被害者の少年を殺した動機の、なんと幼くて 切なくて哀しいこ...
ドラマを見て、手に取りました。 被害者の親、加害者の親、被害者の子ども、加害者の少年・・・ 誰もが誰も、可哀想・・・というか、最初、この話の終着点が 想像つきませんでした。 救いってあるのかな?って。 加害者の少年が被害者の少年を殺した動機の、なんと幼くて 切なくて哀しいことか・・・と。 下巻を読むまでうんうん呻っておりました・・・。
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家に帰るのが遅くなり、その間に大事な息子が殺された・・。 母親の「私がきちんと帰っていれば」というのにすごく心をうばわれました。最近ではめずらしい家族愛のお話です。
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衝撃的なストーリーながら内容は母親なら誰もが感じる閉塞感、不安、愛情。 読んでいて何度も涙が出て、しばらく頭がぼーっとしてしまいました。
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今まで殺人事件のニュースを見たら、殺害された人がかわいそうだ、くらいにしか思わなかったが 遺族の側の悲しみ、苦しみと同じくらいに、加害者側にだって悲しみ苦しみがあるんだろうと気づいた。 もちろん、その人たちの苦しみを理解できたわけではないけれど。 今まで、加害者側の気持ちなんて全...
今まで殺人事件のニュースを見たら、殺害された人がかわいそうだ、くらいにしか思わなかったが 遺族の側の悲しみ、苦しみと同じくらいに、加害者側にだって悲しみ苦しみがあるんだろうと気づいた。 もちろん、その人たちの苦しみを理解できたわけではないけれど。 今まで、加害者側の気持ちなんて全く考えもしていなかった。 こういった事件は、他人事ではなく、私のすぐ身の回りで置きたっておかしくはない。 たまたま、事故のように起こり得る。 私の所は大丈夫、って言い切れる家庭はないんだと思う。 そう気づけたという点で、視野が広がりました。 あと、読んだ後心の底から母に感謝の気持ちでいっぱいになった。 どの母親も一生懸命。 誰も悪くはないんだと思う。 愛があふれてる。 感謝の気持ちを忘れかけた時、またこの本を読みたい。
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