失踪HOLIDAY の商品レビュー
最初から最後まで中弛…
最初から最後まで中弛みすることなく読ませてくれる力量にはいつも感嘆します。同時収録の「しあわせは子猫のかたち」がとても良かったです。
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爽やかなライトノベル…
爽やかなライトノベルミステリー。読後感も良かったです。
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中篇2作を収録。どち…
中篇2作を収録。どちらも読後感が良く、ほのぼのとした感じです。
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優しさと癒しを感じさ…
優しさと癒しを感じさせる小説。大人でも楽しめる仕上がりとなっています。
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感動しました
ワガママお嬢さま・ナオの狂言誘拐(……から始まる大騒動)をコミカルに描く表題作。そして「しあわせは子猫のかたち」というタイトルの、不器用で純粋な主人公と幽霊(!)の交流を描いた短編。どちらも最高。
abtm
乙一にハマりまくった学生時代、一番好きな話がこれに収録されてる「しあわせは子猫のかたち」でした。 ホラー作家としての黒乙一と、心にしみる白乙一なんて言われ方もしますが、今作は真っ白。しかし死体が主人公だったり死んだり殺したりする作家らしく、今回はすでに死んでいる奇妙な同居人との生...
乙一にハマりまくった学生時代、一番好きな話がこれに収録されてる「しあわせは子猫のかたち」でした。 ホラー作家としての黒乙一と、心にしみる白乙一なんて言われ方もしますが、今作は真っ白。しかし死体が主人公だったり死んだり殺したりする作家らしく、今回はすでに死んでいる奇妙な同居人との生活のはなしです。 鬱屈と日陰を好み、上手に生きることを難く感じている主人公が、半ば無理やりカーテンを開け放たれて日向を知ってしまう。日向に慣れてしまう。暖かさを失うことを恐れるようになってしまう。 短い話の中にミステリーとファンタジーと友情と主人公のこころの変化がしっかり入ってて、一つの話としてとても好きです。 久しぶりに乙一を読み返したくなったな~!!
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「しあわせは猫のかたち」「失踪HOLIDAY」の2編を収録。 「しあわせは猫のかたち」は大学生になり一人暮らしを始める、人の嫌いな男の子の話。 人と関わりたがらずに、部屋のカーテンを閉めっぱなしにするような「ぼく」だったが、引っ越し先で奇妙な現象に遭遇する。今まで読んだ乙一作品...
「しあわせは猫のかたち」「失踪HOLIDAY」の2編を収録。 「しあわせは猫のかたち」は大学生になり一人暮らしを始める、人の嫌いな男の子の話。 人と関わりたがらずに、部屋のカーテンを閉めっぱなしにするような「ぼく」だったが、引っ越し先で奇妙な現象に遭遇する。今まで読んだ乙一作品でこれが一番好き。 「失踪HOLIDAY」は家出して誘拐されたふりをする大金持ちのひとり娘、菅原ナオの話。漫画を買ったあとに読んでも面白かった。自分の娘を心配する父親の姿が健気でかわいらしい。
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高校生の頃ハマっていた乙一さん。角川スニーカー文庫はすべて未読だったため、まずは表題作を知らない本書から。『しあわせは子猫のかたち』は『失はれる物語』で読んだため割愛。 これは子どもの間に読んでおきたかった。展開に無理がある部分にツッコミを入れてしまうため、純粋に入り込めなか...
高校生の頃ハマっていた乙一さん。角川スニーカー文庫はすべて未読だったため、まずは表題作を知らない本書から。『しあわせは子猫のかたち』は『失はれる物語』で読んだため割愛。 これは子どもの間に読んでおきたかった。展開に無理がある部分にツッコミを入れてしまうため、純粋に入り込めなかった。黒乙一の場合を考えて身構えていたので、いつクニコが不幸に見舞われるかとハラハラしながら読んだ。全体的に呆気なく終わり、少し物足りないが、読書し始めの頃に読むと良いかも。コタツに入りながら読めたので雰囲気はバツグンだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目次 ・しあわせは子猫のかたち ・失踪HOLIDAY 「しあわせは子猫のかたち」は、まさに初期の白乙一。 どうしてもうまく人とコミュニケーションをとることができない。 期待して裏切られるくらいなら、最初から何も求めない。 そんな僕が、殺された前住人の幽霊と暮らすことになる。 直接話ができるわけでも、視線が合うこともない。 ただ気配が、彼女がいたという気配がそばにある生活。 彼女の撮った写真を見て、彼女がどれだけ世界を愛していたかを知り、自分の命をあげることができたなら…とまで思う僕。 しかしそんな生活も終わりを迎えることになり…。 やっぱり白乙一の作品が好きだ。 切なさをこんなに巧みに描ける人がいるだろうか。んまあ、いるかも、だけど。 劇的に改善はしないだろうけれど、この先の僕は「死んでもいい」と軽々しく思うことはないだろう。 そしていつか、子猫のかたちをした幸せを見つけることもできるかもしれない。 『失踪HOLIDAY」は、してやられました。 主人公のナオは、中学生にしては子どもっぽいなあと思いながら読んでいたので、作品すらも子どもっぽいまま終わるのかと思ってしまった。 だってナオの立てる計画って穴だらけで、こんなんじゃすぐに警察に狂言を見破られるんじゃないの?って思って読んでいたので、なかなか警察が真面目に捜査をしていることに、逆に違和感を覚えたりもして。 本当は、ちゃんと怒られてほしかったんだけど。 ナオがパパにお尻ぺんぺんされればいいと思っていたんだけど。 こうなってしまうと、そうもいかないね。 えと…完全犯罪ってことでいいの?
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乙一さんて。 箱庭図書館のイメージが強くて。 でもよく考えてみたら、あれはもとネタは本人じゃなかった(笑)。 そういう意味だと、気づけば私、初乙一とも言えるのか?(笑) 短編が2作。共通して...主人公が暗い(笑)。 ネガティブシンカーです。 心の底では愛情を欲して、誰よりも...
乙一さんて。 箱庭図書館のイメージが強くて。 でもよく考えてみたら、あれはもとネタは本人じゃなかった(笑)。 そういう意味だと、気づけば私、初乙一とも言えるのか?(笑) 短編が2作。共通して...主人公が暗い(笑)。 ネガティブシンカーです。 心の底では愛情を欲して、誰よりもそれをベースに動く子どもたち、て感じで甘いんだけど。 ハートフルストーリーの短編集かと思って途中まで読んでたけど、謎にどちらの作品も、プチミステリーだったからちょっとびっくり(笑)。 乙一さんらしさが少し分かった気がします。
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