イタリア職人の国物語 の商品レビュー
昔読んだ小説の、参考図書一覧で見つけた本。 読もう読もうと思いつつ、何年も経ってしまいました。 ベネチアンガラスにゴンドラ、金線細工にレース編みに手作り自転車。 伝統的な手工芸から比較的最近の製品まで、さまざまな物作りに携わる職人を取材していくもの。 職人たちに共通するのは、一...
昔読んだ小説の、参考図書一覧で見つけた本。 読もう読もうと思いつつ、何年も経ってしまいました。 ベネチアンガラスにゴンドラ、金線細工にレース編みに手作り自転車。 伝統的な手工芸から比較的最近の製品まで、さまざまな物作りに携わる職人を取材していくもの。 職人たちに共通するのは、一生懸命でまじめに仕事に取組み、もっと簡単に作る方法があったとしても、伝統的で手間のかかる手作業を続けているところ。 読み終えたあと、イタリアに対する見方が少し変わったような気もします。 いつか、この本に登場する品々を直接見るためにも、イタリアに行ってみたいものです。
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ゴンドラ、ベネチアンガラス、ステッキ、カロッツェリア、建築などの色々なイタリアの伝統的な産業の職人さんへの密着取材をあまり前知識を持たずに行っている感じです。 また取材相手も行き当たりバッタリな時もあって、案件によってはレベルがまちまちですが、かえってそれが飽きのこない文章作りに...
ゴンドラ、ベネチアンガラス、ステッキ、カロッツェリア、建築などの色々なイタリアの伝統的な産業の職人さんへの密着取材をあまり前知識を持たずに行っている感じです。 また取材相手も行き当たりバッタリな時もあって、案件によってはレベルがまちまちですが、かえってそれが飽きのこない文章作りになっていると思います。 ステッキや家具の項目が私は気に入りました。 また取材している地域も、ベネチア、ミラノ、ジェノバ、ボローニャ他色々あり、その町の様子もよく描かれていてイメージしやすかったです。 イタリアの人といえば陽気で酒呑みみたいなイメージを勝手に持っていたのですが、頑固で仕事一筋みたいなタイプが沢山いるんだなと感じました。 また歴史も複雑で厳しい時代を乗り越えて今に伝わる技術を次世代に継ぐことが出来ないのは、イタリアでも同じ様です。 イタリアにのんびりと行ってみたくなる書籍でした。
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