2010年日本エネルギー計画 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2010年はどんなことを考えていたのかという思いのもと読んでみたら94年に書かれた2010年に向けての本で20年も前に書かれた本だった。内容もその時期の現状を背景に書かれている。今のGDPではなくGNPが評価軸だったり時代を感じる部分もあったが政府や各省庁の「今後も日本の産業構造は重厚長大である」という考え方はずっと変わっていないことに驚き。一部省エネ部門などでテレビや照明の省エネ型のものに変更など予想通りの部分もあったが残念ながら日本が真の環境立国への変化へとはならなかったようだ。 タイトルから「エネルギー」のことなのかと思えば公害問題、環境問題、原発問題とNGOがよく主張することの繰り返しで新鮮味がなかった。(20年前はきちんとこのあたりの指摘をしているところがなかったのかもしれないが)
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