シュルク・スクーラン1年生 の商品レビュー

川上邦夫(著者)

2019/09/09

スウェーデン中部のレクサンドという町に、家族3人で1年間暮らした体験記。息子はプレスクールから小学校へ。ゆとり教育と言ってしまえばそれまでだが、学校が社会の一部であることが徹底している。これだけ開かれていると、学校の閉鎖性に起因する様々な弊害がなくなりそうだなあ。スポーツチームはなくてもいいけど、校歌とか学芸会はないと寂しいかも。あと、奥さんの通った国民学校についての記述も欲しかったなあ。

シュルクは教会、スクーランは学校の意味だけど、公立学校だそう。修了式は教会で行ってたけど、キリスト教徒以外はあまりいない地区なんだろうか。

ところでこの本、1994年発行なんだけど、奥付に著者の住所が印刷されてある。フリーライターとは言え、今じゃ考えられなくないですか？