死の腕 の商品レビュー
100から300人程度を殺害した可能性のある犯罪者、ヘンリー・リー・ルーカスの自伝です。 著者がヘンリーの供述をほぼ変えずに書籍しました。 ヘンリーの語りであることは評価に値しますが、俄かに信じ難い内容です。 暗殺秘密結社“死の腕”や、宗教的な奇跡などを持ち出すことには幻滅しまし...
100から300人程度を殺害した可能性のある犯罪者、ヘンリー・リー・ルーカスの自伝です。 著者がヘンリーの供述をほぼ変えずに書籍しました。 ヘンリーの語りであることは評価に値しますが、俄かに信じ難い内容です。 暗殺秘密結社“死の腕”や、宗教的な奇跡などを持ち出すことには幻滅しました。 読み始めは現実的で楽しめましたが、後半は残念に思いました。
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「死の腕」というヘンリー・リー・ルーカスが取り調べ中に喋った殺人組織を軸に、シリアルキラーヘンリー・リー・ルーカス伝を展開する。 ヘンリー・リー・ルーカスは幼児期のとてつもない虐待により、相手の意に沿うように躾けられていた。狂った変態専門売春婦を母に持ち、父は両足を切断されたドM...
「死の腕」というヘンリー・リー・ルーカスが取り調べ中に喋った殺人組織を軸に、シリアルキラーヘンリー・リー・ルーカス伝を展開する。 ヘンリー・リー・ルーカスは幼児期のとてつもない虐待により、相手の意に沿うように躾けられていた。狂った変態専門売春婦を母に持ち、父は両足を切断されたドMの変態。四六時中母親の変態行為を見せつけられ、自身も兄とホモ行為に幼児期から熱中。幼児期よりこのような環境にヘンリー・リー・ルーカスは母親だろうと兄だろうと、意に沿うように行動することが習性だった。 とどのつまり、警察が「この殺人はお前がやったんだろう」と圧力をかけられると「はい、私がやりました」と何百人もの殺人を供述するのと同じように、つじつまを合わせるために「死の腕」を捜索した可能性も高い。 本著はかなりヘンリー・リー・ルーカス寄りで甘いの叙述に終始する。母親ヴァイオラの描写など、本来はもっとド変態にもかかわらず、どこにでもいる母親のように描写している。 苦労して入手した本だけに、本来のヘンリー・リー・ルーカスが描かれていることを期待したが、当てがはずれた。
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こういう本の信憑性ってどの程度なのか知れたもんじゃないと思う。 書き手側の都合のいいように話を作りすぎ。
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