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暗い夜の記憶 の商品レビュー

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2018/07/03

◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第二十二回 ・・・ 第二十二回 「暗い夜の記憶」 ・・・ これは知っている人はほとんどいないと思うけど、児童文学の好きな人ならたぶんはまる一冊だ。 文章はうまく、傷のない読みごたえのある作品だ。 日本と同じように、ロンドンでも集団疎開があった。...

◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第二十二回 ・・・ 第二十二回 「暗い夜の記憶」 ・・・ これは知っている人はほとんどいないと思うけど、児童文学の好きな人ならたぶんはまる一冊だ。 文章はうまく、傷のない読みごたえのある作品だ。 日本と同じように、ロンドンでも集団疎開があった。 日本と違うのは学校のクラス単位ではなく、集団でいったさきで、一人ずつ個人宅に引き取られたことである。 あるとき、そのなかに一人の少年が混じっていた……。 リストにはなく、どこのだれかもわからない。 その子は用心深く本名ではなく偽名を名乗っていたのだ。が、そのうち本気で自分の名前を忘れてしまう……。 頭も気立てもよかった彼はそのままその村で大きくなるが、大人になったある日、ロンドンの通りに立った彼は、ふいに自分はここを知っている、という衝撃を受ける……。 かすかな、断片的な情景をたどり、彼は自分がどこのだれで、なぜ、疎開児童に混ざっていたのか、という謎を解き明かしていくのだ……。 もっと読まれていいと思うんだがなぁ、これ……。 2018年07月03日

Posted byブクログ