的と胞衣 の商品レビュー
「胞衣」目当てに手にとったのだけれど、「胞衣」に関する記述は冒頭の一部のみ。全体は「胞衣」よりも、河原者、穢多などに関する考察。最近、こうした本を読むにつれ、差別されていた人々にこそ、日本古層の思想や信仰が脈々と流れ続けていたのではないか、と思う。常民とは別の歴史があること、そし...
「胞衣」目当てに手にとったのだけれど、「胞衣」に関する記述は冒頭の一部のみ。全体は「胞衣」よりも、河原者、穢多などに関する考察。最近、こうした本を読むにつれ、差別されていた人々にこそ、日本古層の思想や信仰が脈々と流れ続けていたのではないか、と思う。常民とは別の歴史があること、そして日本史はそうした様々な歴史が重奏していることに最近大きな意味を見出しつつある。
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