大君の通貨 の商品レビュー
幕末の開国は経済戦争…
幕末の開国は経済戦争の始まりとも言ってよく、その交換レートの設定ミスから思いも寄らぬ金の大量流出を招く。開国時の混乱を経済の視点から見た新しい小説世界を開いたといえます。大君とは将軍の別称。
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開国にともない出てき…
開国にともない出てきた貨幣の為替。はじめてのことだから幕府の役人も苦慮したと思うが、どう対処していったのだろう。
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タイムラグレビュー タイムラグという言葉が和製英語だと知ったのはつい最近のことだが、 この本を読んだのは、おそらく20年以上前だと思う。 レビューというのは普通なら読み終えた直後の余韻の消えないうちに書くのが常識だろうから、20年以上も経過して書くというのは非常識なのだろう。 だ...
タイムラグレビュー タイムラグという言葉が和製英語だと知ったのはつい最近のことだが、 この本を読んだのは、おそらく20年以上前だと思う。 レビューというのは普通なら読み終えた直後の余韻の消えないうちに書くのが常識だろうから、20年以上も経過して書くというのは非常識なのだろう。 だが読み終えた直後の余韻が、かけらでも残っているとしたら。。それはそれで価値の有無は度外視して、面白いのではないか?そんな気持ちから敢てタイムラグと冠を付けた。 この本は為替とういう目に見えない世界の中で、日本人の果たした役割、価値という面で、新たな視点を提供してくれた。FXなど存在しない規制された世界で、為替とは何か?兌換紙幣とは?交換比率の成立過程?今では一顧だにされないその過程が、生々しく刻まれた記憶が残っている。
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