子どもが孤独でいる時間 の商品レビュー
宗教的記述も含んではいるが、「子どもにとって、一人でじっくりと自分の内部と向き合う時間の大切さ」について書かれていた。 そしてその前提条件として、「大人からきちんと守られている事」も大事だと知った。
Posted by
子どもが一人でいることはかわいそうなことなのか、淋しいことなのか。自分の経験を思い出してみても、一人でいることイコールかわいそうではないのだ。 一人でいるときに得られるものの大切さをとく。 ずいぶん前に読んで、いたく納得した本だったのだが必要があって再読。やっぱり説得力ある本で...
子どもが一人でいることはかわいそうなことなのか、淋しいことなのか。自分の経験を思い出してみても、一人でいることイコールかわいそうではないのだ。 一人でいるときに得られるものの大切さをとく。 ずいぶん前に読んで、いたく納得した本だったのだが必要があって再読。やっぱり説得力ある本で、大切にしていきたい。
Posted by
新型コロナの情勢の下で久しぶりに再読。 原題は"Chirdren and Solitude" Quaker教徒による子供と孤独に関する小冊子。松岡享子さんの「東京子ども図書館」にいって話を伺って感動をしたのを契機に読んでみた。 タイトルは「子ども」だけど大...
新型コロナの情勢の下で久しぶりに再読。 原題は"Chirdren and Solitude" Quaker教徒による子供と孤独に関する小冊子。松岡享子さんの「東京子ども図書館」にいって話を伺って感動をしたのを契機に読んでみた。 タイトルは「子ども」だけど大人が読んでも重要な示唆のある本。 一般的に、孤独はよくないこと、とくに子供が孤独にいるのはかわいそうといわれている。がこの著者は孤独は子供にとってとても大事な時間であり、一人でいる孤独な時間をもつことが重要だと説く。なぜならその時間こそが意識が自分の心の内へ向かい自分を発見できる可能性がある時間だから。 通常、一人でいること、孤独は病理的ととらえられる。孤独は価値をおかれてない。なぜだろうか?著者は集団でいること、みんなと一緒にいることへの強迫観念が世の中を支配してるからと。 他者とつながる時間も大切だが自己とつながることのできる孤独な時間があってはじめて、自分の外にある時間と自分の心のうちにある世界を統合することができる。孤独な時間とはその大切な時間だ。そしてそれは教会のような場所よりも、野原のような大自然の中に一人でいる際にあることが多ととく。 月並みな表現だけど孤独と孤立を分けて考えるの大事。 世の中はどんどん忙しくなる。 時間こそ最大のリソース(資源)でありこれを無駄にしてはいけないといわれている。むしろ、他者から見ると何もしてないように見える非生産的な時間に見える孤独な時間こそ人を創造的活動に向かわせることなのだろう。だからこそ人は良質な孤独な時間を大切にすべきだと。 昨今の瞑想やマインドフルネスのブームに通じるものがある50年前の本。この喧騒にあふれた世の中から立ち止まり、静かに想いを巡らせ自己と自然とつながること価値が高まっていきそう。 著者のボールディング夫人は宇宙船地球号を提唱した経済学者のボールディングの夫人。1962年にかかれた本ではあるが人類の半数以上がインターネットに接続して繋がっている大接続時代の現代、一人でいることがきわめて難しいがゆえに、「孤独」の豊かさと上手に向き合う人は希少性をもつだろう。 この本と出会うきっかけになった世田谷の東京子ども図書館もコロナの影響を受けています。支援する会員やサポータを募集してるので関心ある人はぜひ以下のURLもご一読ください。 https://www.tcl.or.jp/ (「支える」のカテゴリからどうぞ)
Posted by
「子どもたちには、ひとりでいる時間が必要です。わたしたちは、心の奥で、そのことをよく承知しています。子どもたちは、その間に、わたしたちが前もってレールを敷いておいてやることのできないたぐいの内的成長をとげるのです。だとすれば、わたしたちは、ここで、わたしたち自身の生活、そして子ど...
「子どもたちには、ひとりでいる時間が必要です。わたしたちは、心の奥で、そのことをよく承知しています。子どもたちは、その間に、わたしたちが前もってレールを敷いておいてやることのできないたぐいの内的成長をとげるのです。だとすれば、わたしたちは、ここで、わたしたち自身の生活、そして子どもたちの生活に、今何が起こりつつあるかをよく考えてみる必要があるのではないでしょうか。一年一年と年を追うごとに、何かがわたしたちの生活に深く喰い込んできて、私たちの魂が必要としている貴重な沈黙の時間をけずりとっていきます。その結果、子どもたちに何が起こっているかといえば、かれらがいつもびっしりつまったスケジュールに追われている、ということです。」
Posted by
社会化の意義も踏まえながら、孤独の尊重をうたう本書。貴重な指摘だと思うが、いかんせん掘り下げ方が浅い。あえて言えば、P14-15が白眉で、あとは散漫としてしまっている。惜しい。
Posted by
子どもが孤独のうちに身を置くことのプラス面が書いてあった。大人と同じように、子どもも孤独(ひとり)でいる時間(とき)が必要である。 科学や道徳の発展はこれにかかっているそうだ。創造的活動も途中で妨げられることのない、大きなかたまりとしての時間がいる。これを読んで、なんとなく、ファ...
子どもが孤独のうちに身を置くことのプラス面が書いてあった。大人と同じように、子どもも孤独(ひとり)でいる時間(とき)が必要である。 科学や道徳の発展はこれにかかっているそうだ。創造的活動も途中で妨げられることのない、大きなかたまりとしての時間がいる。これを読んで、なんとなく、ファインマンさんのことを思い浮かべた。 ただちょっと、わかりにくい部分もあるかも。
Posted by
うちの子供がボンヤリしているので、心配になって「ぼんやり」擁護論のこの本を読みました。 社会は膨大な情報にあふれていて、それらの情報から自分を守っている様子が「ボンヤリ」している時間だそうな。そう考えると、それも正しいような気がします。 自らが必要な情報を、自分で取りに行くことが...
うちの子供がボンヤリしているので、心配になって「ぼんやり」擁護論のこの本を読みました。 社会は膨大な情報にあふれていて、それらの情報から自分を守っている様子が「ボンヤリ」している時間だそうな。そう考えると、それも正しいような気がします。 自らが必要な情報を、自分で取りに行くことが出来るようになれば、「ボンヤリ」する時間もなくなるのかな? そういえば、私もたまに「ボンヤリ」してますな。
Posted by
西村さんのインタビューの中で紹介されてた。 きになる。 » インタビュー#001 西村 佳哲さん » こどものカタチ http://www.kodomonokatati.org/interview/001/ ------------ 今まで思っていたことだけど、それをあえて...
西村さんのインタビューの中で紹介されてた。 きになる。 » インタビュー#001 西村 佳哲さん » こどものカタチ http://www.kodomonokatati.org/interview/001/ ------------ 今まで思っていたことだけど、それをあえて言葉にして出されると、 なんかすごくインパクトがあった。 「もし人間が、そのための時間をとり、孤独の中に身を置いて、自分の内側で何かが起こることをゆるさなければ、人間は、必ずや精神的に行き詰まってしまうだろうと。 子供でもおとなでも、たえまなく刺激に実をさらし、外側の世界に反応することに多大のエネルギーを費していると、人間は刺激におぼれ、内面生活や、そこから生じる想像力、あるいは創造力の成長を阻止し、萎縮させることになるだろうと。」
Posted by
ひとりでいること、静謐な時間の大切さ---子どもにも、大人にも。 何もすることがない時間を持つことの重要さ。 原題 ”Children and Solitude"
Posted by
児童研修で参考書にあげられていたので読みました。 孤独でいることを肯定されていて何だか納得。 一人でいることを好む人は内なる成長を体感しその喜びを知っているのだな。ふむ。
Posted by
- 1