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五輪書 の商品レビュー

3.7

39件のお客様レビュー

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2012/06/14
  • ネタバレ

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目の付けやうは、 大きに広く付くる眼也。 観見(かんけん)二つの事、観の眼つよく、見の眼よはく、 遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、兵法の専也。 敵の太刀をしり、聊かも敵の太刀を見ずといふ事、兵法の大事也。 心眼という言葉があるように、 視ることとは、その対峙するもの、対象に対して、 眼をとおして身体全体で、<心-身>を総動員してあることが前提とされていよう。 いわば、<身―構え>と云うべきものが。 通常、視るとは、自分の居場所、その固定点からのパースペクティブ―遠近法 的な座標なのだが、 大きく広く、<観>と<見>、強く・弱く働かせよ、遠き所を近く、近き所を遠く ひとつの舞台を創っていく作業でも、或は作品を鑑賞する場合でも、 同じようなことが言える。 能では、<離見の見>と云う言葉があるが、 この語もまた、<観―見>と相似た地平にあるだろう。 俯瞰あるいは鳥瞰することにも通じるものを感じさせる。

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2012/05/21

宮本武蔵は、頭の上に置いた米粒を剣で二つに割れるくらい、正確な腕を持っていたと聞いたことがあります。 野生児だからこそ型にはまらず、天性の勘で闘いのセンスを持っていたのでしょうか。 こんなことを真剣に考えていたのか!という項目もあり好きな人は好きな内容でしょう。

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2012/01/08

武士道の本というより、剣術の本だと思う。そういう視点で見れば、とても具体的で、なるほどと思う点も多い。例えば、形を追求しても、形にとらわれるべきではない、というくだりはコラムのネタに使わせていただいた。全体に表面だけで剣術を捉える他流派に対する非難が書かれているところがなんとも新...

武士道の本というより、剣術の本だと思う。そういう視点で見れば、とても具体的で、なるほどと思う点も多い。例えば、形を追求しても、形にとらわれるべきではない、というくだりはコラムのネタに使わせていただいた。全体に表面だけで剣術を捉える他流派に対する非難が書かれているところがなんとも新鮮。この時代から剣術は形骸化していたのだろうか。

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2011/11/23

宮本武蔵が書いた本を 著者がわかりやすく伝えてくれています。 アメリカのビジネス書として読まれているらしいですが 日本でも同様に何の世界でも通用する考えだと思います。 「刀は相手の太刀をよけるためでも、受けながすためでもなく  あくまでも相手に一太刀をあびせるために振る...

宮本武蔵が書いた本を 著者がわかりやすく伝えてくれています。 アメリカのビジネス書として読まれているらしいですが 日本でも同様に何の世界でも通用する考えだと思います。 「刀は相手の太刀をよけるためでも、受けながすためでもなく  あくまでも相手に一太刀をあびせるために振る。  相手の太刀をかわすことを考えている時点で負ける。遅い。」 こんなちょっとしたことが人生の一瞬一瞬で考えれるように 自分を奮い立たせてくれる一冊です。

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2011/09/13
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宮本武蔵の生き様が窺える。きっと合理主義者で勝利に飢え、一切の甘えを捨てて剣に生きるような人物だったはずだ。そして合理主義者・武蔵が最も雄弁に語っているのは勝つためには「心の充実」が必要不可欠であるということ。これは興味深いなあ。

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2011/08/20

 僕はこの五輪書の教えを「正攻法で行け」であると理解した。五輪書はその名の通り地・水・火・風・空の五つの巻で構成されている。地之巻では兵法のあらまし、水之巻では剣術の道理・火之巻では戦いのこと・風之巻では宮本武蔵以外の流派のこと・空之巻では真実の道が描かれている。  宮本武蔵は武...

 僕はこの五輪書の教えを「正攻法で行け」であると理解した。五輪書はその名の通り地・水・火・風・空の五つの巻で構成されている。地之巻では兵法のあらまし、水之巻では剣術の道理・火之巻では戦いのこと・風之巻では宮本武蔵以外の流派のこと・空之巻では真実の道が描かれている。  宮本武蔵は武士であり、五輪書は剣術の指南書であるが、本書に記されている記述には普遍的な記述も多い。風之巻で、他の流派の欠点について述べられているが、それはすべて「敵を切る」という観点から考えて合理的でないことを欠点としてあげている。宮本武蔵の兵法において、戦いの目的は「敵を切る」ことであることが明確になっている。目的が明確であれば、その目的を達成するために合理的でないことは不要であり、無駄である。考え方は非常にシンプルで簡単である。訳者も指摘していることであるが、宮本武蔵は合理主義者である。そして、それはこの五輪書を読むことでも感じることができる。五輪書の考え方が合理的であること、五輪書の記述に無駄がないことである。  ところで、五輪書は「世界で最も重要なビジネス書」で紹介されていたので読むことにした。この五輪書の教えをビジネスに当てはめると「正攻法で行け」「合理的であれ」と言える。なるほど、至極当然のことであり、実践することは意外と難しいことでもある。

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2011/05/24

かの宮本武蔵が書いた武芸書です。しかし戦いは最小単位が個人であり、個人の集合体が部隊である以上、個人のマインドが戦いに及ぼす影響はかなり大きなものになります。その点本書は実に示唆に富んだ内容といえるでしょう。

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2011/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮本武蔵著の五輪の書の原文と、著者が現代語訳したもの、補足事項などが記載された作品。武の道を極めるのみでなく、様々なことに取り組むことの必要性、戦いにおける心構え(これについてはどの分野でも応用可能)、剣の使い方など、武の道を極めた武蔵だからこそ至った境地について書かれている。 特に敵の心を乱し、その隙を逃さず徹底的に攻撃するという考えについて多く述べられていた。

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2011/02/13

宮本武蔵『五輪書』の原文・現代語訳と解説。『兵法三十五箇条・独行道』の原文。 無敗の達人、武蔵の精神。

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2011/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数ある五輪書の中で、どれがベストかわかりませんが、どれか読んでみたいと思います。「孫子」が終わってから考えます。

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