神戸ミステリー傑作選 の商品レビュー
神戸を舞台にしたミス…
神戸を舞台にしたミステリのアンソロジー。執筆陣も豪華です。
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※このレビューにはネタバレを含みます
子供の頃から親しんできた地名が多く、それだけでも情景が目に浮かぶように楽しく読めます。幼い頃に住んでいた長田区名倉町の他、甲子園浜、魚崎、元町、中突堤、須磨浦公園、鉢伏山・・・。短編が多く、今ひとつ浸りきることが難しかったのですが、この中ではノスタルディックな西宮の豪邸における夕食客の中での令嬢殺人犯人探しの「痴人の宴」(千代有三)、涼やかな声が不思議な魅力を湛える女性ラジオアナウンサーのリンちゃんの謎?「須磨の女」(眉村卓)、名画探しと贋作作りを巡る大どんでん返しが楽しい「幻の不動明王」(陳舜臣)はなかなかのものでした。特に精霊の里、須磨の雰囲気が良く描かれています。
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5156350.html) (収録作品)痴人の宴(千代有三)/幻の不動明王(陳舜臣)/真夜中の東側(森詠)/黒い波紋(高木彬光)/石像歩き出す(島尾敏雄)/街に消えた顔(三枝和子...
イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5156350.html) (収録作品)痴人の宴(千代有三)/幻の不動明王(陳舜臣)/真夜中の東側(森詠)/黒い波紋(高木彬光)/石像歩き出す(島尾敏雄)/街に消えた顔(三枝和子)/須磨の女(眉村卓)
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恋人たちが往きかう六甲・摩耶の山なみから、海に展ける一大貿易港・神戸―モードの先端を行く元町、トア・ロード、グルメ・酔客でにぎわう中華街や三ノ宮、そして海水浴客のメッカ須磨の海岸などで名高いエキゾチズム漂う神戸を舞台に高木彬光・千代有三・森詠・三枝和子・島尾敏雄・眉村卓・陳舜臣の...
恋人たちが往きかう六甲・摩耶の山なみから、海に展ける一大貿易港・神戸―モードの先端を行く元町、トア・ロード、グルメ・酔客でにぎわう中華街や三ノ宮、そして海水浴客のメッカ須磨の海岸などで名高いエキゾチズム漂う神戸を舞台に高木彬光・千代有三・森詠・三枝和子・島尾敏雄・眉村卓・陳舜臣の豪華執筆陣が様ざまに競い合うお洒落な事件簿。
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