マンガ名作オペラ ニーベルングの指環・下(文庫版)(2) の商品レビュー
ニーベルングの指環(上)に続いて(下)、話はますますおもしろくなります。 マンガだと一気に読めるところがいいですね。 この華麗なストーリーで、ヴェルディがオペラにしていたら・・・。(^^ゞ 10月N響定期は、マゼールのワーグナー(マゼール編)/言葉のない「指環」〜ニーベルング...
ニーベルングの指環(上)に続いて(下)、話はますますおもしろくなります。 マンガだと一気に読めるところがいいですね。 この華麗なストーリーで、ヴェルディがオペラにしていたら・・・。(^^ゞ 10月N響定期は、マゼールのワーグナー(マゼール編)/言葉のない「指環」〜ニーベルングの指環 管弦楽曲集 です。 ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/af25d8843e47e11c7ff44c18edb00f6c 『10月N響定期は、マゼールのワーグナー』〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」 コンサートの後は、全曲CDを聞きながら、もう一度読むつもり。 2012/10/19 予約 10/19 借りて一気に読み終わる。 内容と著者は 内容 : ニーベルングの指環 第二夜・ジークフリート、第三夜・神々の黄昏 第二夜・ジークフリート 若き英雄・ジークフリートは、名剣ノートゥングを手に旅立つ。 指環を守る竜ファーフナーを退治し、ミーメの悪巧みを打ち砕き、ついに岩山の頂きに到達する…。 ワーグナーによる壮大かつ複雑な英雄神話が甦る。 第三夜・神々の黄昏 後朝の別れから間もなく、ジークフリートは薬の力によって別の女に一目惚れし、結婚を申し込んだ挙げ句、つい先程まで惚れていた彼女と義兄との結婚の後押しまで…。 愛を讃い上げたワーグナーの英雄神話。 ワーグナーによる壮大かつ複雑な英雄神話が甦る。 著者 : 1948年大阪生まれ。マンガ家。大阪芸術大学キャラクター造形学科教授。 マンガジャパン事務局長。(社)日本漫画家協会常務理事。 作品に「あした輝く」「アリエスの乙女たち」など。
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下巻は、「ジークフリート」と「神々の黄昏」。これは、ブリュンヒルデの物語とも言えよう。 ジークフリートの旅立ちの理由と、ハーゲンの奸計にいとも簡単に嵌ってしまう理由がよくわからない感じがしたが、それが物語というものなのであろう。 とにかく、「ニーベルングの指環」が全体でどういう物...
下巻は、「ジークフリート」と「神々の黄昏」。これは、ブリュンヒルデの物語とも言えよう。 ジークフリートの旅立ちの理由と、ハーゲンの奸計にいとも簡単に嵌ってしまう理由がよくわからない感じがしたが、それが物語というものなのであろう。 とにかく、「ニーベルングの指環」が全体でどういう物語なのか、この上下二巻を読んでたいへんによくわかった。 とりあえず、指輪全曲のDVDでも入手して、じっくりと鑑賞してみたい。
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上巻だけでも良いかとは思ったけれど、ついでに下巻も読みました。 ニーベルングの指輪、活字で読んだら恐らく挫折した内容です。漫画があって助かりました。里中満智子さん、ありがとう。
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ライン川の黄金から作られた『世界を支配する指輪』をめぐって神と人間が血で血を洗う相克を繰り広げる傑作オペラを漫画化したその後半2夜です。張り巡らされる策謀とその犠牲のコントラストが素晴らしかったです。 世界を滅ぼす指輪とそれをめぐる神々と人間たちとの葛藤を描いた傑作オペラの後半...
ライン川の黄金から作られた『世界を支配する指輪』をめぐって神と人間が血で血を洗う相克を繰り広げる傑作オペラを漫画化したその後半2夜です。張り巡らされる策謀とその犠牲のコントラストが素晴らしかったです。 世界を滅ぼす指輪とそれをめぐる神々と人間たちとの葛藤を描いた傑作オペラの後半部2夜を里中満智子先生が漫画化されたものです。これを一気に読んで、オペラも今度見ておこうかなとそんな興味がわいてきました。 第3夜ではジークムントの忘れ形見ジークフリートとブリュンヒルデの全てを焼き尽くす愛の行方がえがかれております。ジークフリートがブリュンヒルデを射止めたときに、彼女を守っていた炎を髣髴とさせるような激しい愛でございました。神々の長であるヴォータンはジークフリートとの対決の際、自身が世界を収めるために作った槍を切り落とされ、それを作った世界中の樹を切り落として薪にし、自らの城の周りに積み上げて、不気味な沈黙を保っておりました。 第4夜では世界に破滅をもたらす『ニーベルングの指環』を手に入れようと、人間たちがあの手この手で策謀をめぐらせ、まんまとそれにのせられたジークフリートは後ろから攻撃され、あえなくその命を落としてしまいます。彼の遺体の前でそれを手に入れようとしたギービヒ一族の兄弟たちが醜い争いを繰り広げ、裏切られたブリュンヒルデが炎で持って全てを焼き尽くし、指輪はライン川の元々あった位置に戻るという結末に、なんとも言いようもないものを感じました。 解説を読んでいて、漫画家の松本零士先生が、この作品を大変好んでおり、自らの作品にもふんだんに取り入れているという文章を読み、あぁ、なるほどなと思っておりました。
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里中アレンジは興味深いというか、読み手によって評価が分かれるところかも知れないと思います。話をおもしろくするとか情報を補って話をわかりやすくするというだけにとどまらず、異なった文化的バックグラウンドを持つ日本人が感覚的に納得できるように改めているところも(私には)感じられるので、...
里中アレンジは興味深いというか、読み手によって評価が分かれるところかも知れないと思います。話をおもしろくするとか情報を補って話をわかりやすくするというだけにとどまらず、異なった文化的バックグラウンドを持つ日本人が感覚的に納得できるように改めているところも(私には)感じられるので、あくまでも原作を原作どおり提示するべきだ(そしてそれをどう受け入れるかは受け手の責任だ)とする立場からは疑問符がつくかも知れません。 私は「マンガ名作オペラ」に期待される役割は、読者に「何これ?ドイツ人意味わかんない!」と思わせるよりも「すごい(わくわく)すてき(はぁと)かわいそう(涙)」「ニーベルングの指輪っておもしろい!」と感じてもらうことだと思うので、里中アレンジは積極的に評価しています。
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