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光の海 の商品レビュー

4.3

19件のお客様レビュー

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2023/05/21

小玉ユキさんの初めての単行本で人魚をテーマとした短編集です。初期の作品なので絵が多少拙いけれど、世界観はやはりしっかりと小玉ユキさん。どれも淡々としたお話ながらも切なさを感じます。

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2018/06/07

小玉ユキの初単行本。人魚にまつわる連作短編。 彼女の人の機微を描く筆致は、日常の隣に続くようなファンタジーの夢を加えることで、清々しく広がる世界に羽ばたいていくような特別な力を持つのだ。

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2015/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人魚も市民権ありき?というか人魚がいて当たり前な世界の短編集。 短髪坊主のかっこよさ。とにかく男性陣が色ぽくて好き。

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2015/02/19

小玉ユキ、初単行本。人魚もの短編集。恋愛テーマだけれど、おばはん年代の私でも照れずに読めるような内容。さらっとしていて、甘ったるすぎないのが良い。「水の国の住人」のラストシーンがとても好きで、これを最後にもってきた編集力に乾杯。

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2012/12/05

こういうの好き。人魚が登場する話の短編集なんだけど、淡々とした絵と話がよくマッチしている。どの話も、胸の奥がちくっとする読後感がある。日本から友達が送ってくれた1冊。

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2012/02/29

小玉ユキ先生の短編集。ごく普通の日常生活に人魚が当たり前に暮らすちょっぴり不思議な世界の話。どの話も儚くて綺麗。

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2011/09/26

人魚に纏わる短編集。本作の人魚は魚類ではなく哺乳類。 わたし達の日常に、世界を構成する一部として人魚というファクターを投入するとどうなるんだろう、という考証。 過剰な移入はなく淡白だが、その手触りは暖かくユーモアがある。

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2009/12/07

人魚をモチーフとした短編集。完成度が高く、ハズレなし。 人魚というモチーフは共通させながら、家族、コンプレックス、友情、贖罪、同性愛とさまざまな物語を書き分ける作者の新人らしからぬ技量が際立っている。うまい! 淡白なほどにすっきりした絵柄も、物語の淡さにマッチ。感情を抑制して...

人魚をモチーフとした短編集。完成度が高く、ハズレなし。 人魚というモチーフは共通させながら、家族、コンプレックス、友情、贖罪、同性愛とさまざまな物語を書き分ける作者の新人らしからぬ技量が際立っている。うまい! 淡白なほどにすっきりした絵柄も、物語の淡さにマッチ。感情を抑制しているようなベタ塗りの黒目が印象的。 乱反射する水面から人魚が顔をのぞかせている表紙のデザインも素敵。

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2009/11/18

日常に普通に人魚がいる不思議な設定。 人魚好きにはたまりません(笑) 人と人との間にある、何ともいえない感情をサラッと表現するのが上手な作家さんだと思います。絵柄も好き。

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2009/10/04

人魚が普通に生息する日本での短編5本。 これは久々にやられました。短編が上手い作家なのは知っていたんですが、この本は特にいい。 自分がこういう、現実世界にフィクションの存在が普通に紛れ込んでるって設定が好きだっていうのもあるんですが、人魚と人魚の周辺の人々の恋、嫉妬というものが嫌...

人魚が普通に生息する日本での短編5本。 これは久々にやられました。短編が上手い作家なのは知っていたんですが、この本は特にいい。 自分がこういう、現実世界にフィクションの存在が普通に紛れ込んでるって設定が好きだっていうのもあるんですが、人魚と人魚の周辺の人々の恋、嫉妬というものが嫌味なく描かれていて、読後感がとても気持ちいい。 最後の話の主人公がおばあちゃんってのもいいなあ。

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