海皇紀 アルティメット・ガイド の商品レビュー
もし注文があるとするなら・・・
本書は、たのしく読ませてもらいました。 それこそ、ファンと八番艦の仲間たちとの冒険を追体験した気分でもって! ただあえて、注文をつけるとするならば、グリハラへと赴き、「導師」と対峙したファン・ガンマ・ ビゼンが開陳した科白が、「名言集」にはいっていない・・・これはちと手...
本書は、たのしく読ませてもらいました。 それこそ、ファンと八番艦の仲間たちとの冒険を追体験した気分でもって! ただあえて、注文をつけるとするならば、グリハラへと赴き、「導師」と対峙したファン・ガンマ・ ビゼンが開陳した科白が、「名言集」にはいっていない・・・これはちと手落ちだったと思いま すよ?(第六巻95ページ) 炸裂した光芒の後に、瞬時に(と、見えたのです)遠く離れた場所へと移動して見せた 「導師」の奇跡に、大勢の聴衆はむろん、マイア、ヴェダイ、トゥバンさえもが気をのまれ信じ かけてしまう。が、ファンは一人、日本刀をかざして「あんたを斬らせてくれないか」と飄々と したもの。導師の「私が消えるさまをその目で見ても、なお信じられぬか」との詰問にファン は応えて曰く。 「自分の眼で見たものしか信じない・・・」などと言ったり、思うのはよしなさい、とおふくろ に言われて育ったんだ。見なくても真実はあるだろうし、逆に言や・・・この眼で見たからと 言って、必ずしもそれが正しいとはかぎらない・・・とね まさにこれこそ、科学的な姿勢、というものでしょう。 この科白、もっと評価されてもいいと思います。
士門
海皇紀の時代背景や登場人物、作者による作成までの様々な話などが収録されている。これ一冊で物語の全体像がつかめ、「海皇紀」という作品の楽しみが倍増する。作者が商船学校出身で帆船に詳しいので、帆船に関するリアルな記述も魅力のひとつだろう。自分はこの物語をすべて読み終えてからこのガイド...
海皇紀の時代背景や登場人物、作者による作成までの様々な話などが収録されている。これ一冊で物語の全体像がつかめ、「海皇紀」という作品の楽しみが倍増する。作者が商船学校出身で帆船に詳しいので、帆船に関するリアルな記述も魅力のひとつだろう。自分はこの物語をすべて読み終えてからこのガイドを読んだので、ネタバレを知った上での読後感だが、改めてこの物語の面白さを教えてくれたように思う。
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海皇紀ファンなら必読。 裏の世界や、キャラクタ設定、建造物(海都など)に関する設定が細かく書いてあり、繰り返し読める(私だけかも...)内容でした。 好きなキャラクタはファンと無難な私ですが、これを読むことで登場人物をさらに好きになれるハズです。
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けっこう、さりげない小ネタに、深い設定があったのね。という感じです。 ファンのお母さんが、1番なぞで、1番最強ということで、いいのかな。
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