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鋼の錬金術師(15) の商品レビュー

4.5

69件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

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2023/02/23

第58話「破滅の足音」 少年ガンガン 平成18年 5月号 第59話「背徳の錬金術師」 少年ガンガン 平成18年 6月号 第60話「神の不在」 少年ガンガン 平成18年 7月号 第61話「イシュヴァールの英雄(えいゆう)」 少年ガンガン 平成18年 8月号

Posted byブクログ

2019/02/12

初読。イシュヴァール内乱と、その最中に何が起きたかが明らかになる。私を含め、この物語を囲う読者たちの中で、戦争を現実で経験した者はよもや居るまい。そんな人々にさえ、本書は戦争の悲惨さを現実味を持って訴えかける。戦争の様子、現地の人々の心情、殺される以外に選択肢を持ち合わせていない...

初読。イシュヴァール内乱と、その最中に何が起きたかが明らかになる。私を含め、この物語を囲う読者たちの中で、戦争を現実で経験した者はよもや居るまい。そんな人々にさえ、本書は戦争の悲惨さを現実味を持って訴えかける。戦争の様子、現地の人々の心情、殺される以外に選択肢を持ち合わせていない人々がその選択肢を選ばされる瞬間。極く一部の者の目的のために武力を行使する者の様子も。ならば力を持つものが弱者に配慮し、僅かな犠牲が肯定されないが為に目的を持って行動することは、果たして許させざることだろうか。ノックスさんに言わせれば、これも安全圏からのもの言いでしかない。虐げられて、為すすべもなく一方的に生きる権利を剥奪される者がいるという事実は揺るがない。現実においても戦争は忌むべきものとされる一方、闘争の究極形態として容認されているように見受けられる。他の命を、自分が生きる為に奪うことをNGとするならば、普段私たちがその身を構成するために食べるものについてはどうだろうか。… これ以上は語るまい。戦争について語るとキリがないし、何より私は本当の戦争を知らない。中尉も前置きとして、「主観でしか語れないけど」と言っていた。知らないものを、安全圏から自らの貧弱な語彙で飾り立て、さも俯瞰が出来ているかのように語るのは滑稽そのものである。 軍に従事した者たちの当時の様子や、特にホークアイとマスタングの経緯を知ることができた。平和な日常も、誰かの闘争のもと成り立っているのだと改めて気付かされる。カバーの作者コメントも心に残る。次巻以降も楽しみ。

Posted byブクログ

2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 イシュバール民族殲滅戦の内実が白日の下に…。イシュバール族を中核とする民間人、納得のいかない殲滅戦に心痛める軍人ら、これら多くの人間を苦しめ、恨みは後の恨みを生み、さらに多くの人の人生観にまで影響を及ぼした痛ましい情景が展開する。やや一面的ではあるが、武力・実力を有している暴力装置/軍隊の持つ負の面を露わにしつつ、描かれる世界観、背負う業がキャラクターに命を吹き込む。著者の作家としての力を雄弁に語る巻である。

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2016/10/19

イシュバール殲滅戦。むごい。キンブリーが無茶するくせにいいこと言う。戦争というにはあまりに一方的で、しかも目的は賢者の石?スカーの怒りが伝わってきて苦しくなる。ウィンリィの両親も素晴らしい人たちなだけに残念。

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2016/10/07

「賢者の石」「軍部に暗躍するホムンクルス」。すべての謎がある一点を指し示す…、その名は《イシュヴァール殲滅戦》。軍事国家として急成長を遂げるきっかけとなった最大の内乱は、エドやスカーの出現により新たな解釈とともに再構築される。ロイ、リザ、マルコー、アームストロングとノックス、そし...

「賢者の石」「軍部に暗躍するホムンクルス」。すべての謎がある一点を指し示す…、その名は《イシュヴァール殲滅戦》。軍事国家として急成長を遂げるきっかけとなった最大の内乱は、エドやスカーの出現により新たな解釈とともに再構築される。ロイ、リザ、マルコー、アームストロングとノックス、そしてスカー。固く口を閉ざし語られることのなかった過去が、今明らかになる。(Amazon紹介より)

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2016/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

15巻目。 回想シーンです。イシュヴァールの戦いがどのようであったか明らかになります。登場人物がどのように戦ったか、傷を負ったか分かります。新キャラのキンブリーは強烈な悪の臭いがして今後主要キャラになりそうな予感。ホークアイさんとマスタング大佐の関係がもっと大人な感じの描写があって、マスタング大佐がパワーアップみたいなのがあったらより良かったなあ。

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2014/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

遂に明かされるイシュヴァール殲滅戦、 そしてマスタングらの過去。 エドに尋ねられて、主観でしか語れないがと前置きをする リザさんは真っ直ぐだなと思う。 割り切れ、戦場という特殊な場所に正当性を求めるのが可笑しい というキンブリーの言葉もまた、間違いではないと思うのだ。 死にたくないから戦うというヒューズさんの言葉も正しいだろう。 何故戦うのか、理由が見つけられなかったアームストロング少佐も 人としては正しいだろう。 人それぞれなのだ。 マルコーさんとノックスさんの会話も印象深い。 スカーの腕の入墨の理由もまたここで明かされる。 マスタングさんの下に配属された兵たちが、 悩みながらも逃げず先陣を切ったあなたは俺たちにとっては英雄だ という言葉もまた真実の一端なのだ。 リザさんの背中を任され焼いた大佐の背中をリザさんが任される。 任せるということはいつでも後ろから撃てるということだと言われる。 痺れる言葉だった。

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2013/10/31

よく出来てると思うし、メッセージ性みたいなものも素晴らしいとは思うんだけど、イシュヴァール戦って、ところどころ出てきた話ではあるから、一回見ちゃったような感覚はあるかなぁ・・・。とりあえず次!

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2013/08/08

東の内乱イシュヴァールの話が丸々。 ホークアイはロイの師のムスメかあ。んで背中の入れ墨は奥義ね。まったくドキドキしちゃう話だわ。 キンブリーは狡猾そうで味方なら心強かったのに。いや殺すの好きそうだしなあ。 ブラッドレイは冷徹だね。 戦争は嫌だなあ。

Posted byブクログ

2013/01/19

イシュバールとの戦争の話がメイン。グランがかなりカッコよかったけど、スカーにすでに殺されているみたいで残念。

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