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安穏族(2) の商品レビュー

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2022/06/01

本日は健康診断(の再検査)を受けていた。すぐ終わると思っていたので書物を持たずに出かけたらすごい待ち時間。やむを得ず置いてあったNHKテキスト「今日の健康」などを読む。つまらん。なんかないかな。で、なぜか、この本がその書棚に紛れていた。 石坂啓は、漫画家だった頃の作品をいく...

本日は健康診断(の再検査)を受けていた。すぐ終わると思っていたので書物を持たずに出かけたらすごい待ち時間。やむを得ず置いてあったNHKテキスト「今日の健康」などを読む。つまらん。なんかないかな。で、なぜか、この本がその書棚に紛れていた。 石坂啓は、漫画家だった頃の作品をいくつか読んでいたが、最近何しているのかよく知らなかった。すっかり左翼活動がメインになっていたとは。 とはいえ、この漫画は30年以上前の刊行だが、すでにそういうふうな内容だった。「気分はもう戦前」だ…。やっぱり、正しい戦争なんかない、と思う。 でも全部が全部反戦の話ではない。甘酸っぱい話やら、ピンクっぽい話やらもある。ちょっとハードな濡れ場も出てくる。人が大勢行き来する検診センターの椅子に座り、そんなシーンを読んでいる僕は、いったい何をしているんだろう、と思った。 それにしても、どうしてこの本が置いてあったのだろう。30年まえからあったのか(けっこうボロボロだった)。最近置かれたのか。医者の持ち物だったのか。まさか経費で買った備品ではあるまい。 それにつけても本との偶然の出会いは愉しい。今度、僕も勝手に何か持ち込んで置いてこようかな…。

Posted byブクログ