梁山伯と祝英台 の商品レビュー
田中芳樹さんの作品から・・・
ご存じでしょうけども、「奔流」(祥伝社)なる田中芳樹さんの作品がありまして
中国南北朝、魏と梁ふたつの大国の戦争のお話です。
その戦争で陳慶之という、ヤン・ウェンリーを想起させる名将がデビューするのです
が、その彼にからんで「梁山伯と祝英台」の悲恋ストーリーが展...
ご存じでしょうけども、「奔流」(祥伝社)なる田中芳樹さんの作品がありまして
中国南北朝、魏と梁ふたつの大国の戦争のお話です。
その戦争で陳慶之という、ヤン・ウェンリーを想起させる名将がデビューするのです
が、その彼にからんで「梁山伯と祝英台」の悲恋ストーリーが展開されます。
で、元々はどんなお話だったのか・・・との興味から本書を手に取ることになった
しだいです。
他に、「修禅寺物語」と「人喰い」の二編が収録。
いずれも皇なつき氏の流麗かつ気品あふれる作画に大満足!
子門
とっても良かったです。 やっぱり表題作は他2作に比べてピカイチでした。 嗚呼でも途中までとっても良かったのにハッピーエンドにはならないのね・・・(;_;) そういう話なんだからしょうが無いんだけど。 修善寺物語も皮肉めいてて面白かったです。 何よりも高貴な相手との結婚を...
とっても良かったです。 やっぱり表題作は他2作に比べてピカイチでした。 嗚呼でも途中までとっても良かったのにハッピーエンドにはならないのね・・・(;_;) そういう話なんだからしょうが無いんだけど。 修善寺物語も皮肉めいてて面白かったです。 何よりも高貴な相手との結婚を夢見ていた娘が、夢を叶えたかと思うと、実際は自分の思い描いていたような生活はなく、また源頼道なんて相手を選んでしまったがために、悲運な最期を遂げることに。 しかしながら、彼の傍にいることで、逆に彼女は本来の人間らしい感情を得たようで、身代わりとなった彼女は生き生きとしていて、可哀想だとは思いませんでした。 この話が何を訴えたいか、言葉にはなりませんが、読めば分かります。
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