1,800円以上の注文で送料無料

創世記(1) の商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/11/08

長々と続く聖書の文章もこうしてイメージに落として受け止めることができるということは大変ありがたいことである。。・°°・(>_<)・°°・。 この巻は天地創造からノアノ方舟までを題材として取り扱っているが、ここではエノクについて言及したいと思う。エノクは神を認識の対象ではなく信仰の...

長々と続く聖書の文章もこうしてイメージに落として受け止めることができるということは大変ありがたいことである。。・°°・(>_<)・°°・。 この巻は天地創造からノアノ方舟までを題材として取り扱っているが、ここではエノクについて言及したいと思う。エノクは神を認識の対象ではなく信仰の対象であると理解し、また周りの民衆に神の愛をといた最初の人間だとされている。 「神よ私はこのままの私です。私の生はあなたのための生です。他は何もありません。…。私はただの交錯する光に過ぎないのです。あなたとともに永遠に。」としてエノクは365年生きた。エノクは神とともに歩み、神が取られたのでいなくなった。 エジプトの神々、インドの神々、日本の神々…。凡庸な社会は親分と神々にこと欠かないが、遠い太古の昔にエノクは自分と人間の存在の神秘について深く受け留めていたことが改めてよくわかる。聖書で繰り広げられる世界を、文字で受けとめることの限界とイメージのもつ豊さを改めて感じる良書です。

Posted byブクログ