楳図かずお怪奇幻想館 の商品レビュー
生きているうちに楳図かずお先生の漫画は少し読んでおかねば…と、思っていたら、ちくま文庫さんがおあつらえ向きの1冊を刊行されておりましたことを知りましたので。 しかし、とんでもねえ作画力だな……。 怖いって一言で言いきれない恐怖感…本能に訴えかけてくるおぞましさ…狂気…。 す、すご...
生きているうちに楳図かずお先生の漫画は少し読んでおかねば…と、思っていたら、ちくま文庫さんがおあつらえ向きの1冊を刊行されておりましたことを知りましたので。 しかし、とんでもねえ作画力だな……。 怖いって一言で言いきれない恐怖感…本能に訴えかけてくるおぞましさ…狂気…。 す、すごい…。 お話も全部怖い……。
Posted by
ダリの男、最後の結末切ないような悲しいような。 思い込みの力ってすごい。 ギョーの話も、なんだか考えさせられる切なさがあって好き。 この人の描く子どもはかわいい。特に女の子。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1部 異形 「不死身の男」(パーフェクション猫目小僧・第1巻)躰の一部から再生、すなわち富江。 「とりつかれた主役」(パーフェクション恐怖・第2巻)メーキャップ通りの正確になってしまう。 「恐怖の館」(パーフェクション恐怖・第1巻)恐怖の極限に体が変容する。 「蠅」 2部 愛憎 「ダリの男」(ビッグ作家究極の短篇集、こわい本・闇)美醜の逆転。 「目」(蟲たちの家、ドアの向こう、ビッグ作家究極の短篇集)不倫を目撃されて。 「面」(こわい本・狂乱)お面、強権の父ゆえに。 「蟲たちの家」(蟲たちの家、内なる仮面)虫になりたい! 3部 子供 「ねがい」(ねがい)孤独な少年が作った人形。 「ブラック・エンゼル」(ゴールデンコミックス版「イアラ」第1巻)ワルロリ。 「怪獣ギョー」(怪獣ギョー/楳図かずおの恐怖劇場、こわい本・異形1)ギョー! 「よくない部屋」(フラワーコミックス版「洗礼」第6巻)見開きページ2枚で芸術。 「Rojin」(ねがい、恐怖への招待)*恐怖への招待は、漫画単行本ではありません 近未来SF。 読んだことのあるものも多いが、再読しても味わい深い。
Posted by
こどものころあんなに怖かった楳図かずおが怖くなかった。大人になったせいなのか、時代や環境のせいか。 今読んだら『洗礼』もわたなべまさこや高階良子、美内すずえ(『ガラスの仮面』以前は恐怖マンガをよく描いていた)も怖くないのかな・・・。 だからこの本も怖くはなかった。「ダリの男」の部...
こどものころあんなに怖かった楳図かずおが怖くなかった。大人になったせいなのか、時代や環境のせいか。 今読んだら『洗礼』もわたなべまさこや高階良子、美内すずえ(『ガラスの仮面』以前は恐怖マンガをよく描いていた)も怖くないのかな・・・。 だからこの本も怖くはなかった。「ダリの男」の部屋のインテリアなど、怖がらせようとしすぎて笑える。「猫目小僧」が住みつく洋館も当時の「お金持ち」の記号みたいなもので、ほかの漫画でもよく出ていたな。 子どもを描いた「ねがい」や小説風の「目」などは面白かった。 綾辻行人については良く知らないので、それに関する感慨はなし。
Posted by
好きか?と聞かれると「ビミョー」な感じですが、読む機会があれば、いちどよんでもいいかも?的な一冊です。
Posted by
- 1