天-天和通りの快男児-(2) の商品レビュー

福本伸行(著者)

2020/07/15

「そんな小さなこと・・」「小さなことが全てなんや。わしらそういうレベルの麻雀打ってるんやなあ・・兄さん・・」(p.68)
「若いから無理もないが、麻雀を理と知で極めようとしすぎる。わしはそんなもん・・とっくの昔に捨ててしもた。麻雀ちゅうたら碁や将棋と違ごうて人間様にゃあどうもならん手のつけられない領域が大きすぎる・・(p.71)
「・・わかる。この男が・・人気を一身に集めていたわけが・・。才気・・！それも膨大な容量を予想させる才気・・！それが非才な普通の人達を強烈に引き付けていたんだ・・」(p.145)
「ククク・・この味に比べりゃあふぐさしなんてゴミみてえなもんさ。この世じゃ人の心が一番うまいんだ・・料理だってそうだろう。作り手の心がこもるからうまい・・こんな夜中にオレだけの為に・・板前がふぐさし作るから食ってみてえんだよ。」(p.171)