CONTINUE？(1) の商品レビュー

ひさの瑠珈(著者)

2011/05/21

アーケードゲームの隆盛に伴い、その紹介と攻略と誤植(笑)その他諸々にて一時代を築いた『ゲーメスト』。その出版元であった新声社がまさに絶頂期に刊行した『コミックゲーメスト』に連載されていた（基本）４コマ漫画。

コアゲーマーとライトゲーマーの女の子二人を主人公に、ユルいながらもニヤリとするようなゲーマー女子ライフが描かれる…

とだけ書くと、まぁ普通の４コマ系漫画と思われそうですけど、それは『あずまんが大王』以降の『ユル系４コマ』ブームを経た今なればこそ。（←ここ重要）

この作品が連載されてた当時はまだ「あずまんがの『あ』の字」も無かったし、しかもゲーセンはまだまだ不良のたまり場と思われていたような（具体的にはストⅡ全盛期辺りだったかな？　家庭用ゲームはSFC辺り）、少なくとも『女子のゲーセンプレイヤー』なんて早々いなかった時代。

そんな頃に『女子ゲーマー』の『ユル系４コマ』を連載してたというのは、実は二重の意味で先進的な漫画だったのではないかと思うのです。

更に言えば、便宜上『ユル系』と言ったけども、当時のゲーセンゲーム自体がガチだったゆえか、コアな発言も結構見受けられます。

やおいゲー専用の腐れ…もとい腐女子ゲーマーなどお呼びでない、
ゲームを愛する女子たちの日常生活、そして将来とは如何に！？（→２巻に続く）