美少年 の商品レビュー

小野塚カホリ(著者)

2009/10/04

女以上に女であり、又、そうあろうとした、女舞の名手と、朴念仁の「私」　こと一青年の悲戀。原作は団鬼六の私小説（SM要素含有）
実は、小野塚作品でこれが一等お氣に入り。

2009/10/04

日舞界のプリンスはロマンスグレーの歌舞伎役者に恋をする。
大学生活で初めて若い男に恋心を抱いたが最後、あとは貶められるのみ。
団鬼六原作ですから全く救いようなし。
絵はとても美しいのですが、あまりのどうにもならなさに箪笥の肥やし状態です。

2011/05/13

団鬼六×小野塚カホリせんせというだけでぐっとくるものがありますね。そしてその期待を見事に裏切らないお仕事ぶり。すばらしい。
これは早く読みたいなーとずっと思ってたんだけど読んだ後めちゃくちゃ沈む･･沈むよー。
ジャンルがジャンルだからるんるんと手に取ったりした日には。
だってこれ脳みそにガーンてくるもん。美少年かあ。残酷な言葉です。

ただ美少年が記号的・偶像的に描かれているのではなくその尊さや気品と平行して可愛らしくいじらしい様が見え隠れするのがとても良かった。あとがきでの作者の言葉を借りれば、この本そのものが正に上方文化の優美だなあ。

2009/10/04

表紙に釣られ購入。単なるＢＬかと思いきや全然そんな事は無く。そこらのＢＬを期待して購入すると痛い目見ます。
これぞデカダンス！という感じ。ＢＬの域を超えた立派な作品。
ラストで微欝な気分になりました。

2009/10/04

団鬼六原作を小野塚カホリさんがコミックス化。カホリさんの画風・表現に時代背景も合わさり、何か時代の匂いと言うかお香の様な淫靡な香りが紙面から匂い立った気がしました。

2009/10/04

団 鬼六の原作まんまの漫画。BLってワケじゃないけど同性同士のちょっとした触れ合いがあるのでそういうのやエロ苦手…というか団さん苦手な方には駄目かも。絵は良いし表紙なんて理想の美少年なんだけど、話がそんなに好きじゃない。

2011/06/05

麗しき日本男色文化の世界!!!!小野塚先生の繊細な描写も美しい。そして、団鬼六先生のご冥福をお祈りします。

2009/10/04

何か足りない気持ちになった。
話の割りに駆け足で終わってしまってる気がする。
多分、足りない分は小説に書いてあるのだろう。

2009/10/04

ただのBL本じゃない！というか、そういうちっちゃい枠にまとまる作品じゃない。
小野塚カホリが描く美少年は、まさに圧巻。鳥肌ものだ。読んでいない人は、とにかく立ち読みでもなんでもしてほしい。最後まで後味の悪い作品でも、気に入ってしまう心理を楽しんで欲しい。

2009/10/04

小野塚カホリ。
原作は団鬼六。
辛いです、これ････。
菊雄が本当に実在してたなんて。信じられません。
凄く綺麗な人だ。