手をつないで、空を の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スランプに陥った中年ライター×潔癖症トラウマ持ち高校生の、年の差&トライアングルラブ。 触れ合うことで互いの傷を癒し、生を取り戻していくストーリーは、まぁありがちといえばありがちですが、こいつでなくてはダメだ!と強く思いながら、自分の手を離れ、成長していく真希を、温かく見守ることが出来る晴也の、大人な部分が見れて良かった♪ セフレの編集者・八木沢は不憫ではあるのだけれど…。 八木沢メインのスピンオフ「甘やかな棘」も合わせて読むのが、良いかもしれない。
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とても優しさにあふれたストーリーです。 スランプ中の小説家晴也×潔癖症で複雑な家庭事情を背負った真希。 編集の八木沢と関係があったりする晴也はゲイだし、真希は他人に触れることができない潔癖症なので、どうやってこの二人がくっつくのかみものだなぁと思ってたら、案外何の葛藤もなく恋人同...
とても優しさにあふれたストーリーです。 スランプ中の小説家晴也×潔癖症で複雑な家庭事情を背負った真希。 編集の八木沢と関係があったりする晴也はゲイだし、真希は他人に触れることができない潔癖症なので、どうやってこの二人がくっつくのかみものだなぁと思ってたら、案外何の葛藤もなく恋人同士に。ちょっと安易かなーと感じましたが、話としては心情や周辺の人々の気持ちも丁寧で細やかに描かれていたので、まあ納得。 晴也によって、だんだん真希が心を開いていくのがじんわり心にきます。難を言えば、人付き合いが苦手な真希が晴也と体の関係になることへの葛藤が見えにくかった。自分の全てを預けて甘えられる相手にやっとめぐり合えたという真希の気持ちがもう少しわかりやすく表現されてたら、もっと感動できたかも。 八木沢と三角関係みたいになって、ちょっと胸がちくちくする場面もありました。でも、読後感はとてもよかった。素朴で優しくて淡々とした描き方に、読んでて癒されます。 作者さんの優しさとか気質が作品ににじみ出てる気がする。
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家にも学校にも居場所がない男の子と、スランプに陥っている純文学作家のお話。男の子を助けた作家が、実はその子の存在によって救われていたという・・・いい話です。
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