紙の砦 の商品レビュー
現実にあったことが反映されている短編集。 戦争は嫌だ。好きなことを否定され、個人の権利を奪われる世界は。理不尽が許され、暴挙が正義になる世界はいらない。 今現在日本では戦争は起きていないけれど、生きづらさはなかなかのものだと感じる。ゴールがなくても揺るぎない信念と情熱、他者...
現実にあったことが反映されている短編集。 戦争は嫌だ。好きなことを否定され、個人の権利を奪われる世界は。理不尽が許され、暴挙が正義になる世界はいらない。 今現在日本では戦争は起きていないけれど、生きづらさはなかなかのものだと感じる。ゴールがなくても揺るぎない信念と情熱、他者に脅かされても負けない思いがほしいと思う。
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手塚治虫の自叙伝的作品、あるいは質の高い漫画家を目指す原点を自身が振り返った作品。いずれにしても漫画とは思えない濃さ、重みを感じる 漫画を描きたくても書けなかった時代、書きたいネタが多い、書いてほしいネタ多い大量生産時代、アニメに目覚めた時代、それぞれの葛藤や思いがあふれている。
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戦争の卑しさをきちっと訴えている作品。 戦争は自分を含む一人一人が作ってしまうものなのだから、防ぐのも自分たちなのだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『紙の砦』少年キング昭和49年9月30日号掲載 電車が淀川を越えて中津駅に到着する冒頭シーンに共感。 手塚先生ってやっぱり大阪人だったんだっていう、あまり意味ないことだけど^^;
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大寒鉄郎が登場する手塚治虫の自伝的作品。自身の戦争体験を生々しく描いており、中でも、教官にばれないようにトイレの壁に作品を貼っていた話、灯火管制がとかれた街の灯を見て終戦を悟った話は有名です。最後は何だか悲しい結末。 「すきっ腹のブルース」や「ゴッドファーザーの息子」等と並んで...
大寒鉄郎が登場する手塚治虫の自伝的作品。自身の戦争体験を生々しく描いており、中でも、教官にばれないようにトイレの壁に作品を貼っていた話、灯火管制がとかれた街の灯を見て終戦を悟った話は有名です。最後は何だか悲しい結末。 「すきっ腹のブルース」や「ゴッドファーザーの息子」等と並んで反戦メッセージの強い作品です。
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