ばるぼら の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
手塚治虫の作品はあんまり読んでないけど、手塚らしいと思える感じである。 一種の文学な世界観と漫画との融合と言うやはり一つ飛び抜けていると無学な僕にもそう思わせる作品は単純に凄いと思う。 ホフマン物語だったり、芸術論に触れたこともないのでこの話の真の面白さは分からないのですけど、それでも十分に読ませてくれると言うのは技量ゆえだろうか……。 筒井康隆や松本零士のパロディとかが出てくるのも小気味よいと思わせてくれる。 手塚治虫って偉大な漫画家だったんだなあと改めて思ったのでありました。
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手塚流芸術論。 芸術家にインスピレーションを与える「ばるぼら」。 話の展開はいくらでもあったろうに、案の定悲劇的なオチ。
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古本で購入。50円、初版帯付き。 この間「ひらがな4文字のタイトルの漫画って、また萌え系かと思っちゃって読む気失せるんだ」と言ったら、カゼさんが「ばるぼらとか?」と言ってたので急に読みたくなって買いました。
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手塚治虫の作品には、たまに背筋が凍るような(もしくは悪意が隠されているような)怖い描写や構成から成るものがあるのですが(個人的には、『ビッグコミック』に連載された1970年代前半の作品に突出して多い気がする)、「ばるぼら」もそんな作品のひとつです。悪趣味な魅力とでも言うのでしょう...
手塚治虫の作品には、たまに背筋が凍るような(もしくは悪意が隠されているような)怖い描写や構成から成るものがあるのですが(個人的には、『ビッグコミック』に連載された1970年代前半の作品に突出して多い気がする)、「ばるぼら」もそんな作品のひとつです。悪趣味な魅力とでも言うのでしょうか、登場人物の思想的な偏りかた(?)も相まって、怪談の様相を見せています。
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