妖生伝説 の商品レビュー
古いマンガ“一人思い出し祭”を経て、 未読作が気になったので絶版につき中古品を探すという、 ワタクシあるあるの巻。 今回は ちばひさと『妖生伝説〈ラ・ヴァモント〉』 (1986年刊)。 著者に関しては検索しても まとまったデータが出てこないので、 手持ちの書籍に記された情報を信じ...
古いマンガ“一人思い出し祭”を経て、 未読作が気になったので絶版につき中古品を探すという、 ワタクシあるあるの巻。 今回は ちばひさと『妖生伝説〈ラ・ヴァモント〉』 (1986年刊)。 著者に関しては検索しても まとまったデータが出てこないので、 手持ちの書籍に記された情報を信じるしかないのだが、 1958年生まれの女性で、 アシスタントや同人誌活動などを経てメジャーデビューし、 1980年代に何冊か単行本が出ていた模様。 他にもイラストの仕事などがあった様子。 この本は短編連作集だが、各編の初出不明(記載なし)。 妖生伝説 聖餐 詩神(ミューズ)のいる街 すべてをあなたに 聖家族 やさしい鳥 後から出た『うさぎは眠っている』巻末の 既刊案内によれば、『林檎料理』収録短編 「花ざかりの午後」(&カラー口絵の掌編「伝説」)の 前日譚集という位置づけ、らしい。 表題の〈妖生〉は妖魔や人外くらいの意味か。 不老不死の吸血鬼(見た目は青年と中年の間くらい) アルベール・アルトマン伯爵と、 彼が見初めた孤児フィリーを中心とする物語。 旅に出て出会いと別れを重ね、 その人たちが幸福に年老いればいいと願う…… といった結構がズバリ、どツボ(笑)。 細かい話は後日ブログにて。 https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/
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