恐竜大紀行(完全版) の商品レビュー
週刊少年ジャンプは、「たかが650万分しか刷れない」自称「弱小零細雑誌」なので、車田正美だ鳥山明だで部数を稼いでおけば、あとは世に出ることのなさげな人の作品を十週くらゐ掲載させてやるといふ、大変侠気と言ふか漢気あふれるマンガ雑誌であると言ふか少なくとも1980年代まではさうであっ...
週刊少年ジャンプは、「たかが650万分しか刷れない」自称「弱小零細雑誌」なので、車田正美だ鳥山明だで部数を稼いでおけば、あとは世に出ることのなさげな人の作品を十週くらゐ掲載させてやるといふ、大変侠気と言ふか漢気あふれるマンガ雑誌であると言ふか少なくとも1980年代まではさうであった。 とか本書のあとがき見てさう思った。 2005年時、さう言ふわけで、恐竜がかなり鳥っぽいことが判明し、さらに結構もふもふしてゐることも判明し、果てはディメトロドンが哺乳類へ進化もした。 ので、鳥とその辺が何とか加筆され、他は解説を書くトカゲキチガイの鳥山明先生が屋台骨支へてた頃の掲載作と全く同じものが出る。この辺は作者が多分まともなマンガ家である証左。 版がでかいよなぁ。
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生きるということがどういうことか、12本のショートストーリーに濃密に詰め込まれている。これが少年ジャンプで連載されていたということがまず素晴らしいと思う。ドラゴンボール以降、ジャンプの中で死は軽く超越できるものとなったけれど、実はそんなわけないってことがこれを読めばきっとわかるは...
生きるということがどういうことか、12本のショートストーリーに濃密に詰め込まれている。これが少年ジャンプで連載されていたということがまず素晴らしいと思う。ドラゴンボール以降、ジャンプの中で死は軽く超越できるものとなったけれど、実はそんなわけないってことがこれを読めばきっとわかるはず。とはいえ、重たい話だけが並ぶわけではなく、洗練された作画はマンガ慣れしてない人にもとっつきやすいんじゃないでしょうか。で、帯は鳥山明先生、絶賛なさってます。
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