月とサンダル(1) の商品レビュー
小林、男前!!
教師になったばかりの井田を好きな小林は、彼の授業中いつも熱い視線を送っていた。自分の視線に気づいてくれた日、思い余って井田の自宅へ告白しに行くが、井田は男と別れ話をしていて――!? 小林が男前です!!陸子が女前です!!立ち読みで気に入って買ったんだけど、2巻があったなんて!...
教師になったばかりの井田を好きな小林は、彼の授業中いつも熱い視線を送っていた。自分の視線に気づいてくれた日、思い余って井田の自宅へ告白しに行くが、井田は男と別れ話をしていて――!? 小林が男前です!!陸子が女前です!!立ち読みで気に入って買ったんだけど、2巻があったなんて!!また探さなきゃ―(T_T) でも2巻があるなら吉崎に謝れるといいなと思います。そして吉崎君がその後荒んだ事になってなきゃいいなと思います(-_-;)陸子も幸せになって欲しいー!!
ゴロー
やわらかいわぁ~・・・・・
初期の作品ですよね~、ふた組のカップルが相手を想いながら緩やか~に想いの形を確かな物にしていく話です。なんか、じれじれ・もじもじ・どきどきってかんじでした・・・。
かのぽん
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
懐かしくてたまに読み直す「月とサンダル」 ~あらすじ~ 世界史の井田先生に恋心を抱く生徒の小林←共に男です★ でも井田先生には彼氏が居て、小林の恋はあっけなく終わってしまいます。 そんな中、クラスメイトのなるちゃん(女生徒)が事故に遭った事から小林の英語の勉強をなるちゃんのお兄ちゃんに見てもらう事に・・・ 鳴海東洋(通称ジャイアン) なるちゃんの兄で偏差値81の超美貌男。ただし性格は難アリ・・・ 小林とジャイアン・井田先生と橋爪(井田先生の彼氏)との恋愛をゆっくり深く描いたお話です。 よしながふみさんはあまり昔から絵柄は変わらないな~という印象を持ったこのコミックス 最初の井田先生とどうにかなるのでは??という期待はすぐに裏切られたけど東洋様との恋愛が進んで行くに連れて「あっ!こっちのほうがお似合いだ!」と思った♪ 性格の悪かったジャイアンが小林と付き合っていくうちにとても綺麗な笑顔になっていったのが印象的です。 男同士での恋愛・妹のなるちゃんが好きだった小林と付き合うという兄の立場・社会人になってからの周りの目。 初コミックス(なのかな?)でこれだけいろんな要素を混ぜ込んでのBLは結構珍しいのかも・・・(あくまでも個人的意見) そしてなるちゃんの存在もとても重要で、何てさっぱりした良い女の子なんだろう!と好感が持てました。 井田先生の彼氏(橋爪)は割烹料理屋さんを開店させるんだけど、そこで働いている女の人の存在に少なからず不安を抱いてしまった井田先生・・・ 「帰ってきてくれればそれでいいんだ・・・」と泣く井田先生がとっても切なくて どんなに好きな気持ちを表しても同棲していてもこんなに不安になるのはそれだけ相手が好きだからなんだろうな・・・ ②巻で伊田先生は両親にカミングアウトする!という所まで、ジャイアンは官僚になってそこの上司にゲイである事を告白した所までが描かれていて終わってます。 ※小林は母校の先生(井田先生と同じ職場)になっていて、とっくにカミングアウト済み・・・凄いよアンタ・・・ んで、ジャイアンと小林も同棲を始めてる訳だけど、この先がとっても知りたかった やっぱり最初の作品からとっても構成がしっかりしていてのめり込んだよしながふみさんの漫画、 買って損は無かった! ※これもあくまでも個人の意見です。
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元同級生 板前x教師 & 高校生同士 天才先輩x後輩 登場人物の心情が丁寧に表現されていて引き込まれる おもしろかった
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商業誌第1号ですがうまいですね。おいしそうな食べ物がこのころからどっさり出てきます。 ジャイアン。
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う・わぁぁー。適当に流し読みしようとしたのに引き込まれた。 よしなが先生パネェっス!まじ尊敬するっス! 誰にも感情移入せず読んでたのに、この切なさ加減といったら…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校の歴史教師の井田(受)と料理人の橋爪のカップルがカップルになるお話と、 井田を好きになった高校生小林のお話です。 2巻目もあります。 小林のカップルのほうが関係が複雑でその後がきになりました。 やっぱり、よしなが先生のお話って好きだなぁ~(#^^#)
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私は東洋様と小林のお話が愛しくてたまらない。 よしながふみさんは、何でこうも高校生特有のムカツクかんじをああもあっさりと描けるんだろう。 ムカツクのに完全に憎めない感じ。それが愛しく思える。 小林は馬鹿に見えるけど、あんな高校生いないぜって典型。 東洋よりも、小林の方が高校生らし...
私は東洋様と小林のお話が愛しくてたまらない。 よしながふみさんは、何でこうも高校生特有のムカツクかんじをああもあっさりと描けるんだろう。 ムカツクのに完全に憎めない感じ。それが愛しく思える。 小林は馬鹿に見えるけど、あんな高校生いないぜって典型。 東洋よりも、小林の方が高校生らしくないと思った。 井田先生の橋爪のプラトニックからの、カミングアウトする日までの期間が怖くて、逃れるようにセックス三昧の日々が。もう。 ふたりらしいと言うか、その恐怖感とか不安とか逃げたいとかの気持ちが伝わった。 何年も前の作品なのに、今も普通に読めてしまう不思議。
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よしながふみはわりと時間軸の長い話を描く。 というか、登場人物たちに訪れる時間の経過によって変化する関係や感情や問題を描く。 BLには間々あることだが、排他的であったり刹那的であったりする作品が多い中、よしながふみのような書き方をする人は結構珍しい。 これは彼女の同人誌にもよく見...
よしながふみはわりと時間軸の長い話を描く。 というか、登場人物たちに訪れる時間の経過によって変化する関係や感情や問題を描く。 BLには間々あることだが、排他的であったり刹那的であったりする作品が多い中、よしながふみのような書き方をする人は結構珍しい。 これは彼女の同人誌にもよく見られる傾向で、二次創作が原作の隙間を縫うのを主とする中で、原作の「その後」を頻繁に描く。 時に二次だけではなく、商業化している自身の作品の「その後」をあくまでも「同人誌」として描いたりする。 「続ける」ということが、男女の恋愛よりも恐らく困難な男同士の恋愛を、排他的な永遠や理想主義な刹那性で片付けず、描いてくれる丁寧さがとても好きだ。
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『恋ではなく愛を描くこと』 彼女の偉大なる才能は、恋ではなく愛を描くことだ。 恋というドラマチックな舞台装置に頼ることなく、 人を愛することで生まれる欲望や悲しみをそのまま抽出する。 僕たちが水を飲むかのように人を愛してしまう、 あの訳のわからない不可避的な日常性を...
『恋ではなく愛を描くこと』 彼女の偉大なる才能は、恋ではなく愛を描くことだ。 恋というドラマチックな舞台装置に頼ることなく、 人を愛することで生まれる欲望や悲しみをそのまま抽出する。 僕たちが水を飲むかのように人を愛してしまう、 あの訳のわからない不可避的な日常性を再現しているからこそ 彼女の作品は読む者の胸を打つのだ。 10年付き合っている恋人に何にも魅力を感じないという そこの女子は必読。
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