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青い車 の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2009/10/04

表題作の他にもいくつかの作品を収録した短編集。大人になる一歩手前のノスタルジックな感傷と本当は全てどうでもいいのだという葛藤する2つの気持ちを透明感ある画風で表現していると思う。映画もかなり好きです。

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2009/10/04

ブックオフで100円で見つけました。 映画化されていて、麻生久美子と宮崎あおいの出演に惹かれて見たら、僕には理解できなかった作品でした。 そんな原作。こっちはわりと良いです。なんか色んな感情が渦巻いている感じが。

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2009/10/04

泣く。 特に「銀のエンゼル」が。若いゆえにうまくいかなかった恋。誰もが身に覚えがあり、切なくなると思う。

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2009/10/04

これ有名ですね。なぜかオサレ漫画扱いを受けてます。宮崎あおい主演の映画にもなってます。浅野いにおとか好きな人は読むといいかも。

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2009/10/04

よしもとよしともはなんでもない日常をなんでもなく淡々と描く。それなのになぜかかっこよくて、せつない。 人間ってほんとバカでマヌケでエロくて悲しくて切ない。でも生きるってことは結局そんなもんでそれが実はかっこよかったりするんだな。なんて思わせてくれる。 「それでも生きてくキミたちに...

よしもとよしともはなんでもない日常をなんでもなく淡々と描く。それなのになぜかかっこよくて、せつない。 人間ってほんとバカでマヌケでエロくて悲しくて切ない。でも生きるってことは結局そんなもんでそれが実はかっこよかったりするんだな。なんて思わせてくれる。 「それでも生きてくキミたちに。20世紀最後の青春漫画だ」帯に寄せている江口寿史の言葉に激しく同意。

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2009/10/04

何も無くて退屈で軽薄で時々突拍子がなかったりするけれどそれも大して意味も無くただ青臭くて不完全。でもなぜか何度も読み返してるのはなぜなのかはもう深く考えないようにしています。

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2009/10/04

短編集。死についての話が多い。タイトル作品は映画化されているんだけど、ARATAの演じるリチオの再現度はよくよく考えると凄い。

Posted byブクログ

2009/10/04

90年代を代表する一冊。これは何も漫画という一ジャンルに限った話ではなく、小説、映画、音楽、TV・・・ジャンルは何でもいい。表現というものに携わるジャンル、項目全てにおいて90年代を代表しているという意味合いで、だ。そして、漫画史おいて名前を残すことになるであろう傑作短編集・・・...

90年代を代表する一冊。これは何も漫画という一ジャンルに限った話ではなく、小説、映画、音楽、TV・・・ジャンルは何でもいい。表現というものに携わるジャンル、項目全てにおいて90年代を代表しているという意味合いで、だ。そして、漫画史おいて名前を残すことになるであろう傑作短編集・・・って、幾らなんでも大袈裟過ぎか?そもそも漫画史って何だよ・・・いや、だって作者本人があとがきにわざわざ「マンガ史に残る傑作」とかって書いてるワケで・・・残るよね、多分。きっと・・・・ 交通事故で死んでしまった恋人の妹と車で海へ花束を投げに出掛けて行く・・・ただそれだけを描いた表題作である『青い車』を始めとして、高校を中退し中古レコード屋でバイトしている少年が初めてのDJに失敗するだけを描いた『オレンジ』、うだつの上がらない漫画家に事故死した高校生が取り憑いた日々の生活を描く『ツイステッド』(一応、高木りゅうぞうの同名作品のカバー)、今目認識出来る世界の悲惨さに目を向けつつ、それでも世界を肯定しようとする言葉を吐く『マイナス・ゼロ』、いかにも悪夢の様なバッドトリップ的な展開で構成され、どこにも辿り着くことのない『一人でお茶を』、今は亡きテクノ専門誌ele-kingに掲載された6篇の9コマ漫画『NO MORE WORDS』、恋人と送る生活の中で思い起こす昔の恋人との日々と再会することを描いた『銀のエンゼル』と、この短編集に収録されている作品の多くには、ともすればロマンチシズムやドラマツルギーといった言葉に支配された展開を見せる予感を感じさせる要素がそこそこに配されていることが見受けられるものの、その実、白け切ったテンションと低いトーンとで、シンプルかつニュートラルに大した抑揚もカタルシスもなく描かれており、その内容はどちらかと言えばとりとめのない日常的な感覚に通ずるモノばかりだ。その為、読み手によっては一瞥しただけでは「え・・・だから何?何なの?」と困惑させられてしまうかもしれない。何も起こらない。描かれてはいない。ワケ分からん。理解出来ない・・・などと感じられるかもしれない。その感覚はある観点からしてみれば正解・・・かもしれない。確かに表面的に見ればココには何も物語的な展開が描かれていなかったりする。分かり易いお涙頂戴の様な人情話でなければ、ビルドゥングスロマンでもない。誰かの淡い恋物語が語られるワケでもなく、世界の存亡が云々やら本当の自分を云々やら本当のリアルが云々などをソレらを巡って争ったり、また探求していく様な話でもない。何か大きな目標を目指し、ソレを達成するまでを描いた物語でもなければ、何らかのメッセージ性、教養や教訓を読み手側にに訴えかけるよう志向された作品でもない。確かに物語としての体裁や文脈に拘った観点から見れば、まったくと言ってイイほどに、何もない。どこにも辿り着いてはいない・・・かもしれない。では、その上で何が描かれているというのか? 今、ここにいる。今、ここにある。という実感だ。そして生きていれば誰もが抱えてしまうであろう、日常におけるやるせなさややり切れなさ、後ろめたさといった感情についてだ。出口のないどうしようもなさ。諦念とその切なさ。絶望的に続いて行く日々の暮らしの中に潜む気だるいまでの空気感・・・そういった感情や空気感を抱えながらも決して表に見せることはなく、飄々とした態度でなんとか日々を過ごしていこうとする登場人物らの姿は決して暗くはない。かといって絶対的に明るいワケでもないが・・・だからこそ掴み所のない、とりとめのない内容だと感じられるのかもしれない。鶴見済は著書『檻のなかのダンス』に掲載したレビューの中でこの短編集を指し「55%の前向き」「「生きてるのも、そう悪くはないかな」といったほんのささやかな”生きている実感”が描かれている」と語っていた。至言である。まったくもって同感だ。これ以上ない位に素晴らしい批評。自分もそう思えて仕方がなかったりする。面白い、楽しい、といった普通に漫画を読んでれば湧き上がってくる感覚や感情などではなく、ただただ、あぁ、そうだ。そうだよなぁ。そうなんだよねぇ・・・と自分の奥の深いところで共感する。ただそれだけだ・・・って、いや、それこそが自分にとって面白い、ってことなんだけどね。良くも悪くも"90年代 not dead"の自分にとっては決して忘れることの出来ない一冊だ。

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2009/10/04

空気のような漫画。 すごい面白いわけでも、絵が綺麗なわけでもない。でも、気付くとこの漫画に溶け込んでる。

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2009/10/04

小沢健二さんのラブリーがとても泣けるような、ラヴストーリ。他の短編も確実に青いほど突き刺さるようです。

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