思考少年(上) の商品レビュー
全体を通して読むとどこかで繋がってるみたいな短編集。ストーリーがあるようなないような、独特の雰囲気が面白かった。線の細いイラストも綺麗。物語全体に静謐で暗い、昔のヨーロッパの童話みたいな雰囲気が漂ってると思う。殺し屋の男の子や修道院の女の子の話、音楽が見える話、家族に無視されて居...
全体を通して読むとどこかで繋がってるみたいな短編集。ストーリーがあるようなないような、独特の雰囲気が面白かった。線の細いイラストも綺麗。物語全体に静謐で暗い、昔のヨーロッパの童話みたいな雰囲気が漂ってると思う。殺し屋の男の子や修道院の女の子の話、音楽が見える話、家族に無視されて居場所がない男の子の話など、どれも美しくて狂気を感じる作品でした。
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本当は古いほうのサイズのほうを持ってるのですが、 画像無しだったのでこちらで。 藤原先生の作品は絵も美しいし内容も好きなのですが、 顔がだいたいみんな同じなので 登場人物が多いと再登場するときピンと来づらいですね…。 ですがやはり、この物語の展開は最後まで読むと緻密で 面白いで...
本当は古いほうのサイズのほうを持ってるのですが、 画像無しだったのでこちらで。 藤原先生の作品は絵も美しいし内容も好きなのですが、 顔がだいたいみんな同じなので 登場人物が多いと再登場するときピンと来づらいですね…。 ですがやはり、この物語の展開は最後まで読むと緻密で 面白いです。
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何回読んでも大好きな漫画です。世界観が素敵。 ひとつひとつの独立した短編が実はつながっていて、伏線が好きなひとにはとてもいい漫画。 上巻を読んだら、ぜひ下巻も読みたくなります。 一番最初の話の天才殺し屋の少年とそのエージェントの女性の関係が好きでした。
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独特な世界観とその絵柄に惹かれました。 一つ一つのお話が、最後、一つに綺麗につながっていくその過程に 息をのまずにはいられません。 装丁もとても綺麗で、お気に入りの一冊です。
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読んだあと「ずん…」ってする作品。 登場人物の表情が一緒なのと動きがないからみんな同じに見えて区別できませーん。 複雑だけど人間の欲とか悲しみとか色々織り込んである綺麗な物語です。
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上下巻。まず、表紙に惚れた。 一種のオムニバス式で、上下二冊読むことで感じるものがある。 絵は絵画のように美しいが、それが物語をよりいっそう苦くさせる。堪らなく、切ない残酷さ。 下巻は、ちょっと注意したほうがいいかも……。
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上下巻完結 絶版にって、新装版がでたのがこれです。 わたしはこれはもってませんが、絶版に鳴る前の本を持ってます。 藤原薫さんの作品で初めてよんだのが、この『飛行少年』でした。 以来、ずっとファンです。全部、買って読んでいます。 壊れてしまいそうな、繊細な絵、不思議な物...
上下巻完結 絶版にって、新装版がでたのがこれです。 わたしはこれはもってませんが、絶版に鳴る前の本を持ってます。 藤原薫さんの作品で初めてよんだのが、この『飛行少年』でした。 以来、ずっとファンです。全部、買って読んでいます。 壊れてしまいそうな、繊細な絵、不思議な物語。 好きじゃたりない、です。
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帯に"入手困難の話題作"とありましたが普通に本屋で買いました。 イラストの綺麗さに惹かれて買っただけなのに内容や表現に驚きました。 久々に唸った漫画です。 一見短編集です。 が、どの話にも今まで読んだ話の主人公達が通行人A的に登場してます。 ヒッチコックの...
帯に"入手困難の話題作"とありましたが普通に本屋で買いました。 イラストの綺麗さに惹かれて買っただけなのに内容や表現に驚きました。 久々に唸った漫画です。 一見短編集です。 が、どの話にも今まで読んだ話の主人公達が通行人A的に登場してます。 ヒッチコックの映画でヒッチコックを探す、みたいな。 それはどうでもいいんだろうと思います。私が楽しかっただけで。 それぞれ別の話のようでいて微妙に時間軸と世界観にリンクしています。 「あ、ココでこうなってるんだ」と何度も読み返せる漫画でした。 繊細で非常に綺麗な絵柄ですので多少の後付要素はスルーできます。 話自体も練りこまれてます。 独立した世界を確立していながら最後には一つに集約されて・・・ 複雑で繊細かつ大胆。 織田にとって売り払う事ができない漫画となりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
藤原薫の描くキャラの多くは、爆笑することがなければ激怒することも号泣することもないし、名前すらない。 大体主人公毎の性格の設定も特にない。 誰が経験してもいいと言うストーリーの作り方なんだろうけど。 その無機質な感じがいい。 だから『先に手を放したのは私の方だったのに』なんていうモノローグが余計感傷的に思える。 「楽園」第四話「ローズマリーの森」の、赤ずきんちゃんが驚いた顔に驚いたのも同じ理由。 (この人がビックリ顔描いたのがまずビックリだった) 「フィーリング」は切なかったなー。男女の幼なじみって実際こんな風に思ったりするんでしょうか。 単行本単位で言うと、「思考少年」が一番切なくて好き。 「楽園」より「昔の話」が好き。 「きみとぼく」亡き後あちこちで作品発表されてるけど、寡作って訳でもないのに新刊出るのが遅いような… インタビューとかも丁度よく一冊に収まってるのが欲しいなー。 あと、この絵はもはや絵画。
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独特の世界観の物語。1つ1つの作品も少しゾッとするところで楽しめますが、全ての物語を読み進めていくうちに、それらすべてで1つの物語となっていくところが面白く、深い。是非、上下巻続けて一気に読んでもらいたい作品。
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