唄う骨 の商品レビュー
レンタル版デジタルコミックで読みました。 一頃流行った本当は怖いグリム童話もののヴァリエーション、 全5編。 あちこちで絶賛レビューを目にしたけど、浅いというか、 そんなに人間心理を鋭く抉っているとは思えない。
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グリム童話モチーフでありながら、ただの完全漫画化ではなく、ラストに戸田誠二さんのテーマである「上手く生きられない人間の苦悩と、それでも人間は生き方を選ぶ事ができるという希望がある」というテーマが盛り込まれている漫画。 唄う骨 くすねた銅貨 ネズの木 アオカミ Who's Cendrillon? が収録されています。 ともかくアオカミ。グリム童話青ヒゲをモチーフにしたお話です。 個人的にアオカミのラストが本当に本当に大好きで、それ故の星五つです。 生きる苦しさと不安、選びとる誇らしさでいっぱいになるお話です。幸せは探す物ではなく、造る物なんだなあと胸が苦しくなる。 「そして私たちは夜に飛び込んだ」(p113) という、先行きの見えない人生に、それでも行こうと夜の森に消えて行くラストシーンは本当に大好きです。 こんな勇気を持てたらいいのに。 ※他の人にも同様に響くかは怪しいので、ご注意。 ただし内容的には十分★3−は在りと思います。
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グリム童話をモチーフにした作品集。 本当は残酷な~みたいな感じ。 でも、そこにはちゃんと戸田さんテイストが存分に盛り込まれていて。 原作を知っていても十二分に楽しめることウケアイ。
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