1,800円以上の注文で送料無料

Sink(1) の商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/01/01

全体的に絵が黒い、暗い。 なぜだか、タイヤが壁にめり込んでいるシーンにとてつもない恐怖感じた。 夜読むのはとても怖いが2巻に期待。 バランスの話がどう展開されてくか。いまはピンとこない。

Posted byブクログ

2020/04/12

日常から非日常へ、ぬるっと移行する。 ミステリーからホラーへ。 そして哲学へ。 終始不穏な空気。 「すこしずれてる」からこその不気味さ。 しいたげられたもの、理不尽なもの、 行き場のない怒りがモンスターになる。 現代の妖怪的な。

Posted byブクログ

2012/04/21

サイコホラーというか、 サスペンスというか、 不気味な描写の積み重ねで 今現在の自分の日常をも塗り潰していきそうな恐怖を現出している。 そもそも絵が怖い。 そしてセリフや回想の説明が必要最小限に抑えてある分、 全体を静寂が包み込んでいて、なお不安感が増す。 前に一冊だけ読んだ...

サイコホラーというか、 サスペンスというか、 不気味な描写の積み重ねで 今現在の自分の日常をも塗り潰していきそうな恐怖を現出している。 そもそも絵が怖い。 そしてセリフや回想の説明が必要最小限に抑えてある分、 全体を静寂が包み込んでいて、なお不安感が増す。 前に一冊だけ読んだのはそれでもコミカルが入ってたから 不条理ものとして笑えたんだけど、これは単純に不快さを呼ぶ。 作品としては上手くできてるんだけど、 終着点というか設定自体が今だとちょっと古い感じがするので、 評価は抑えてみました。 ※2002年発売なんで当然ですね

Posted byブクログ

2012/04/01

著者の中では「ぼのぼの」に次いで読んだ作品。 まず作品間のギャップにやられる。 そして、冷たい汗をかく。

Posted byブクログ

2011/08/20

Web上で連載された作品の単行本化。「ぼのぼの」の作者とは到底思えない絵柄チェンジで、寒気がするほど怖かった。ホラーとシュールの狭間にある狂気。作中で出てくるバランス論というのが興味深いです。

Posted byブクログ

2010/09/15

精力的な漫画家で尊敬する。 いがらし先生の著作では一番読み直しました。日常生活が崩れるきっかけはどこにあるか分かりませんね。 綺麗に回っているコマを台座ごとハンマーでたたき割るような狂気じみた怖さがありました。 バランス論の先生がいいですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

おそろしや。とてつもなく不気味な漫画です。雰囲気だけで恐怖の渦に陥れるいがらしみきおはさすがです。ぼのぼのすら恐ろしく感じられます。オチはすっきりするものの若干物足りない感アリというのが個人的な意見です。が、この雰囲気を漫画で描いた時点で十分に読む価値はあります。

Posted byブクログ

2009/10/04

【恐怖が不安を呼び、その不安が次の恐怖を呼ぶ】  「ぼのぼの」の、いがらしみきおが描くほのぼのしていない本格ホラーサスペンス。2001年2月から月ごとにweb上で連載されているものの、第9話までを単行本化した。  大学教授の公一は、異様に首の長い女と手の長い男に出会った次の日、...

【恐怖が不安を呼び、その不安が次の恐怖を呼ぶ】  「ぼのぼの」の、いがらしみきおが描くほのぼのしていない本格ホラーサスペンス。2001年2月から月ごとにweb上で連載されているものの、第9話までを単行本化した。  大学教授の公一は、異様に首の長い女と手の長い男に出会った次の日、家の前にある電柱の高いところに自転車がくくりつけられてあるのを発見する。同じ日、彼の息子・駿がガールフレンドのストーカーに刺され重傷を負い入院。しかし、これが予兆であった。まず電灯やテレビの電源がひとりでに落ち、また近所には無数のタイヤが埋め込まれる壁が出現。そのうち、退院して家にいる駿の行動が異常化し、服を着られず、箸をまともに使えず、部屋からも出なくなる。そして、ついには家の中に誰かの人影がちらつくように…。同じ大学の教授で、オカルト的なものを研究している林に「異様なものはバランスを崩す。気を付けたまえ」という謎めいた警告を受けていたが、すでにバランスは崩れていたのだ。  これを読んで感じるのは、じわじわと何者かに追いつめられる不安と恐怖。得体の知れない相手が、道理では考えられない出来事を行う。あえて淡々と描き進むことで現実感も強調。いったいこの異常現象の正体は何なのか?   続きは「Sink」(http://www.web-sink.com/)で連載中。

Posted byブクログ