まあじゃんほうろうき(文庫版)(上) の商品レビュー
"無頼の抒情派"西原理恵子さんの出世作です。 最初はホントにつまらない4コマ漫画で、これで良く連載続いたな~、と逆に感心する位ですが、 1巻(文庫は上巻の前半)の半ば過ぎから、どんどん面白くなってきます。 麻雀というゲームそのものではなく、麻雀を通...
"無頼の抒情派"西原理恵子さんの出世作です。 最初はホントにつまらない4コマ漫画で、これで良く連載続いたな~、と逆に感心する位ですが、 1巻(文庫は上巻の前半)の半ば過ぎから、どんどん面白くなってきます。 麻雀というゲームそのものではなく、麻雀を通じた西原さんの交友関係を描いた漫画ですが、 博奕という切った張ったの世界は、人間の本性が剥き出しになる場でもあり、 その剥き出しの人間のセコさズルさえげつなさ、そしてたまらない面白さを、 鮮やかに浮き彫りにする西原さんの手さばきは見事です。 まあ、とても褒められないエピソードも多いので、良い子には読ませづらいですが。 (所持金400円で博○堂にお金を借りに行って小銭を顔に投げつけられる話や 麻雀で23万円負けた朝におごられたソーメンを「23万円のソーメンだと思え」と言われ、 その後、18万円の駅弁や40万円の桜えびを掴まされる話などなど) その一方で、一人の漫画家が自分の表現スタイルを見つけて、 これを確立していく過程が刻まれている、という意味で大変興味深い作品でもあります。 小説家にしろ、漫画家にしろ、"化ける"ってこういうことなんだなぁ、というのが良く分かります。 僕はあまり漫画は読まないのですが、そんな中でも、自分にとって別格の漫画家が二人いて、 一人は月曜会でも取り上げた岡崎京子さん。もう一人が西原理恵子さんです。 その西原さんの作品の中でも、僕が一番繰り返し読んだのはこれです。
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りえぞうさんはこの頃が一番いいな。あの最強りえぞうさんですら、昨今の「深いイイ話」増殖の元には敢え無く散っちゃったもんなぁ。さてこの漫画だけ読んでたら「?」なんだけど、実はりえぞうさんはかなりの美女なんどすえ!というのが分かってれば頷ける場面が多々ある。女力でかなりな急場を切り抜...
りえぞうさんはこの頃が一番いいな。あの最強りえぞうさんですら、昨今の「深いイイ話」増殖の元には敢え無く散っちゃったもんなぁ。さてこの漫画だけ読んでたら「?」なんだけど、実はりえぞうさんはかなりの美女なんどすえ!というのが分かってれば頷ける場面が多々ある。女力でかなりな急場を切り抜けたんちゃうかな。いいねv。それにしても何故このような本を老母が購入したのか不思議。
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西原理恵子の印税はいかにして使われたか。初期西原。いわゆる無頼派のほう。 現金が飛び交う飛び交う。一ギャグいくらだ、これ。楽しそうだけど、関わりたくないなー。 特に某広告代理店・博○堂の宮ちゃんは下衆の極み。あまりにイヤミで子ども泣くわ。 絵柄が確立されていく様子が伺えるのも...
西原理恵子の印税はいかにして使われたか。初期西原。いわゆる無頼派のほう。 現金が飛び交う飛び交う。一ギャグいくらだ、これ。楽しそうだけど、関わりたくないなー。 特に某広告代理店・博○堂の宮ちゃんは下衆の極み。あまりにイヤミで子ども泣くわ。 絵柄が確立されていく様子が伺えるのも面白い。
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