はだしのゲン(新装版)(8) の商品レビュー
著者、中沢啓治さん(1939年~2012年)の作品、ブクログ登録は10冊目。 以前、今巻は、図書館で貸出中だったため、今巻(8巻)より先に、9巻と最終巻である10巻を読了済み。 それ故、どうでもいいや的な読み方になってしまったような。 9巻、10巻を読んだ時に、元の次兄・昭(...
著者、中沢啓治さん(1939年~2012年)の作品、ブクログ登録は10冊目。 以前、今巻は、図書館で貸出中だったため、今巻(8巻)より先に、9巻と最終巻である10巻を読了済み。 それ故、どうでもいいや的な読み方になってしまったような。 9巻、10巻を読んだ時に、元の次兄・昭(あきら)が登場しなくなっていたが、その理由が今巻を読み、判明。 昭は、繊維問屋の商人を目指すため、大阪に旅立っていた。 ということで、全巻読了です。
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≪県立図書館≫ 相原が悲しい。 人間って、見た目やその場の言動だけでは、本当のところはなにもわからないんだなぁ。 戦争にたかる成金も描かれていたが、いつの時代も人間を不幸にすることによってお金を生んでいる人たちがいるのだ、と思うと、怒りというか、情けなさというか、わびしさを感...
≪県立図書館≫ 相原が悲しい。 人間って、見た目やその場の言動だけでは、本当のところはなにもわからないんだなぁ。 戦争にたかる成金も描かれていたが、いつの時代も人間を不幸にすることによってお金を生んでいる人たちがいるのだ、と思うと、怒りというか、情けなさというか、わびしさを感じる。
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昭和25年、元は中学生に。 赤狩り、平和運動、右翼、朝鮮戦争・・・ 不穏な日本のなか、たくましく、まっすぐに進む元たち。
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- ネタバレ
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この夏、これまで避けてきた戦争関連の作品に触れようと思い、図書館で借り始めた 昭和25年(1950年)、元は中学生13歳になり、中学で理想的な教師と出会う 原爆は夏江ねえちゃんをも蝕み、元は家族と離れて完全な自立をめざして歩きはじめる ほんとうに濃密なマンガだ 原爆孤児の少年の気持ち、広島カープを思う広島市民の気持ち、権力や財力を持った者がほんとうに困っている者を助けてくれない状況、色々なことが描き込まれている 人気があるから連載期間を延長する、といったものでない、濃密なながさだ この巻でも元は相変わらず格好良くて、元気をもらえる 自立じゃっ! 自分のめざした道に向って自立じゃ レッツゴー 出発進行ー
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戦争の悲惨さを改めて感じさせる作品。小学生のとき地元の図書館で読んで、その迫力あるタッチが不気味でトラウマになったものです。主義主張はさておいて、今改めて読み返すと、重く悲しいストーリーの悲惨さにはもちろんのこと、無理矢理にでも明るく気丈に振る舞うゲンたちの心情の描写に毎巻泣けま...
戦争の悲惨さを改めて感じさせる作品。小学生のとき地元の図書館で読んで、その迫力あるタッチが不気味でトラウマになったものです。主義主張はさておいて、今改めて読み返すと、重く悲しいストーリーの悲惨さにはもちろんのこと、無理矢理にでも明るく気丈に振る舞うゲンたちの心情の描写に毎巻泣けます。登場人物のひたむきさにはただただ驚嘆…(泣)。 そして一方で、エンターテイメント作品としても名言が溢れているような気がする…。中沢さんの笑いのセンスが凄まじいです。
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