ざ・ちぇんじ!(文庫版)(1) の商品レビュー
平安時代の倒錯ラブストーリー「とりかへばや物語」を、故・氷室冴子先生が少女小説(もう死語だな…)としてお書きになった「ざ・ちぇんじ!」のコミカライズです。 今読み返すと、平安時代の貴族社会の「常識」が、性格で性別を決めつけていたから、2人はこういう生き方をさせられてしまったお話な...
平安時代の倒錯ラブストーリー「とりかへばや物語」を、故・氷室冴子先生が少女小説(もう死語だな…)としてお書きになった「ざ・ちぇんじ!」のコミカライズです。 今読み返すと、平安時代の貴族社会の「常識」が、性格で性別を決めつけていたから、2人はこういう生き方をさせられてしまったお話なのかな、と感じます。
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平安時代の物語「とりかえばや物語」を、氷室冴子がジュニア小説としてアレンジした「ざ・ちぇんじ!」を読んだのが、高校時代。(自分の記憶では、もっと若い頃と思っていたが、出版年からすると高校生・・・) 山内直美によって漫画作品になった本作を読んだ時、画風が私好みで、すごく嬉しかった記...
平安時代の物語「とりかえばや物語」を、氷室冴子がジュニア小説としてアレンジした「ざ・ちぇんじ!」を読んだのが、高校時代。(自分の記憶では、もっと若い頃と思っていたが、出版年からすると高校生・・・) 山内直美によって漫画作品になった本作を読んだ時、画風が私好みで、すごく嬉しかった記憶がある。 「ざ・ちぇんじ!」は、古典の原作にはある刺激が強い部分が変更されているし、全体的にコミカルなので賛否はあろうが、私は少女小説・漫画として、こういう世界もあってほしいと思う。(少女たちに現実世界の残酷さを見せないのも、かえって危険だが・・・) 関西弁のセリフを話すキャラもいて、関西人としてはそちらもうれしい。 ところで、右大臣家の三の姫の精神的な幼さを表すのに、文(手紙)の変形折りをしているところがあって、漫画ならではの表現だと思うが、最近の女の子たちには分かるかな?
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古典『とりかへばや物語』を氷室冴子が小説化したものを漫画化。少女漫画の定番の一つともいえるドタバタラブコメになっている。
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中学生、高校生、そして今は50 何歳で読んでも楽しい 勢いがあって、どーなるの?と 先を知っててもワクワク。 古文への練習として読んだなぁと懐かしく思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
平安時代の男女入れかわりもの(*^-^*)昔から大好きな作品で、久しぶりに読んでみました。姉は男として、弟は女として育った二人はどうなるのか。おすすめです.゚+.(・∀・)゚+.゚
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『なんて素敵にジャパネスク』コンビによる、新釈とりかえばや物語。元の『とりかえばや物語』(講談社学術文庫)がなかなかに面白かったので、いくらジャパネスクコンビとはいえ、これでイメージ壊れたらやだなあ……と長いこと避けていたのですが、そんな心配は無用だったらしく。『とりかえばや物語...
『なんて素敵にジャパネスク』コンビによる、新釈とりかえばや物語。元の『とりかえばや物語』(講談社学術文庫)がなかなかに面白かったので、いくらジャパネスクコンビとはいえ、これでイメージ壊れたらやだなあ……と長いこと避けていたのですが、そんな心配は無用だったらしく。『とりかえばや物語』の設定を借りた平安調オリジナル少女漫画くらいのものでした。寧ろ、主人公の綺羅がジャパネスクの瑠璃と同じく活発な少女という設定ではありつつも、こちらは瑠璃のように無鉄砲ではない。きちんとあれこれ思い悩んでから行動に出る分、ジャパネスクより好感がもてるかもしれない。瑠璃とは背負ってるものが違うので仕方ないんだが。あと宰相中将が好き♡ 多分このあと二人は元に戻ると思うのだけれど、その時に綺羅が主上と宰相中将どちらを選ぶか或いはいずれも選ばないか楽しみ。何より怖いのはすみれ族の宮だが……。何してくるかわかんねえ……。
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原作を読むには難しいくらいの年齢のお子さんにぴったりの漫画です。絵が綺麗ですし、綺羅君と綺羅姫がとてもキュート。 原作を読んだ後に漫画版も読むと、さらに面白かったです。
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“平安時代も半ば、権大納言家には成人を間近に控えた立派な若者と美しい姫君がおりました。しかし、このお二人には決して明かせない秘密があったのでございます。それは―!?姉の綺羅君が家出先の北嵯峨で遭遇した不思議な縁に導かれ、姉は男君・弟は女君として宮廷デビューを成し遂げてしまった二人...
“平安時代も半ば、権大納言家には成人を間近に控えた立派な若者と美しい姫君がおりました。しかし、このお二人には決して明かせない秘密があったのでございます。それは―!?姉の綺羅君が家出先の北嵯峨で遭遇した不思議な縁に導かれ、姉は男君・弟は女君として宮廷デビューを成し遂げてしまった二人の“綺羅”。果してその顛末は……。山内直実&氷室冴子の名コンビが贈る、小粋な平安調ラブ・パニック☆新釈『とりかえばや物語』!!”―裏表紙より。 古本屋で見かけて、あまりの懐かしさにコミック文庫を衝動買い。氷室冴子原作の小説も、コミックも読んだけど、当時、中学生くらい…? 一応、元ネタになった『とりかへばや物語』も、図書館で借りて読んだなぁ、確か。 最近、男装女子ネタのドラマが流行りだけど(「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」「美男(イケメン)ですね」「桜蘭高校ホスト部」etc…)、元ネタは、遡れば平安時代? ま、原作が少女小説というか、ライトノベルだし、昭和の頃の少女漫画なので、今読むと、子供向けな感は否めないのですが、また違った視線で読めて楽しめました。けっこう内容も覚えてたし。 もちろん、『なんて素敵にジャパネスク』も、原作・コミック共に既読です。数年前、原作者の氷室冴子の訃報を知ったときは、とても残念に思いました。 別名「まあまあの権さん」と呼ばれる、二人のおもうさん(父親)が、いい味出してます。 内容的に、古典知識の勉強にもなるし、サクっと読めるので、未読の方にはオススメです。
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面白かった~! 今はそれぞれ同性同士で接してるシーンもこれがうまい事恋に発展したらいいなぁと夢を見ずにはいられない♪ それと、下手したらBL感覚思わせる瞬間があるのもMyご馳走(*´ρ`*)
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時代物少女漫画だお!原作が氷室さんだから平安設定はお手のものなんだおね。双子の姉と弟が入れ替わって宮中ではたらくんだお!BLじゃないけどBLっぽい感じにもなるしたまらんおね…!グッヒヒ!!!
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